ハウエルジョリー小体(ハウエルジョリーしょうたい、Howell-Jolly body)とは赤血球あるいは赤芽球内に認められる塩基性小体。幼若期の赤血球内の核が、成熟に伴い消失する際に残った核の遺残物であると考えられている。ハウエルジョリー小体はライトギムザ染色により濃い好塩基性に染まる。ウシでは(アナプラズマ原虫)との鑑別が必要。ハウエルジョリー小体はラット、ウサギ、ネコ、ウマでは正常時にも観察されるが、一般に赤血球再生像、脾臓の機能低下を示唆する。
関連項目
参考文献
- 日本獣医内科学アカデミー編 『獣医内科学(小動物編)』 文永堂出版 2005年 (ISBN 4830032006)
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 (チクサン出版) 1991年 (ISBN 4885006104)