ニシン亜科(Clupeinae)はニシン科の亜科の一つ。漁業上の重要種が多く、特にタイセイヨウニシン・Sprattus sprattus ・Strangomera bentincki の3種は、2009年の世界漁獲量上位15種に含まれている[1]。
分類
7属17種を含む[2]。
- Hyperlophus - 2種 オーストラリア沿岸
- Potamalosa - 1種 オーストラリア淡水域
- Ethmidium - 1種 チリ沿岸
- Strangomera - 1種 チリ沿岸
- Ramnogaster - 2種 ブラジル南部からアルゼンチン
- Sprattus - オセアニアに3種、南米に1種((フエゴニシン))、ヨーロッパに1種(Sprattus sprattus)
- Clupea ニシン属 - ニシン・タイセイヨウニシン等5種
かつては2つの上主上顎骨と腹鰭の前後の稜鱗が本亜科の特徴とされ、(マイワシ属)・(サッパ属)・(ミズン属)など16属72種が含められていた。だが、この体系は系統を反映しておらず、2014年に分類体系の再編が行われた。
系統
次のような系統樹が得られている[1]。
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