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ドン川(ドンがわ、Дон)は、ロシア連邦を流れる主要な川の一つである。
地理
モスクワの南東トゥーラ近くから始まり、最初は南東のヴォロネジへ向けて流れ、南西へと向かい、約1,950kmを流れアゾフ海北東部のタガンログ湾へ注ぐ。
川沿いに主要都市ロストフ・ナ・ドヌとアゾフがある。最東端はヴォルガ川と接近しており、ドン=ヴォルガ運河(全長 105km)によって結ばれている。
歴史
流域は遊牧民族スキタイ人の発祥の地であり、今日に至るまで重要な交易ルートとして発展してきた。8世紀から9世紀頃はテュルク系民族と考えられる西突厥配下のハザールが国家を置いて支配していた地域に含まれる。
11世紀中頃、キプチャク草原の中央部にポロヴェツ族が到来し、コンチャークの治世にシヴェーリア公国のセーヴェルスキイ公イーホルが攻め込んだが敗北した(イーゴリ遠征物語)。
支流
下流より記載