トロント・マーリーズ(Toronto Marlies)はカナダ・オンタリオ州トロントを本拠としているアメリカン・ホッケー・リーグ(AHL)のチームである。NHLのトロント・メープルリーフス傘下のチームで、本拠地はエキシビション・プレイス内の(コカ・コーラ・コロシアム)。
歴史
トロント・マーリーズの前身は1978年創設の(ニューブランズウィック・ホークス)(本拠地はニューブランズウィック州モンクトン)で、当時はシカゴ・ブラックホークスとトロント・メープルリーフスの共同運営であった[1][2][3][4][5][6][7]。
1982年にホークスがオンタリオ州セントキャサリンズに移動[8][9][10] し(セントキャサリンズ・セインツ)となり、1986年にオンタリオ州ニューマーケットに移動し(ニューマーケット・セインツ)に改称。1991年にニューファンドランド・ラブラドール州セントジョンズに移動し、同州初めてのプロホッケーチーム、(セントジョンズ・メープルリーフス)となった[11][12]。
1980年から1990年代にかけカナダ大西洋州ではAHLの人気は高かったが、2004年までにセントジョンズ・メープルリーフスが地域唯一のチームとなっていた。トロント・メープルリーフスは移動費用の削減と、リコー・コロシアムを本拠とするチームを探していたため、セントジョンズ・メープルリーフスをトロントに2005年から移動させることを決定した。チーム名はかつてのジュニア・チーム「(トロント・マールボロズ)(Toronto Marlboros)」を復活させようとしたが、タバコのブランド名との混同を避けるため、略称の「マーリーズ(Marlies)」とした。
2011年シーズンにカルダーカップ決勝に出場したが(ノーフォーク・アドミラルズ)に敗退。2017年シーズンに2度目のカルダーカップ決勝に進み、(テキサス・スターズ)とのシリーズで、第7試合で6-1テキサスを破り、4勝3敗でカルダーカップ初優勝を決めた。
マーリーズは2015年まではAHLで唯一、同じ都市のNHLチームの傘下にあるチームであった。(2015-16シーズンよりマニトバ・ムースがウィニペグ・ジェッツ傘下となる)
脚注
- ^ “Leafs get new farm club in Central Hockey League”. (Globe and Mail). (1981年6月24日)
- ^ Campbell, Neil (1981年6月17日). “Cincinnati may get Leaf farm team”. (Globe and Mail)
- ^ “Leaf team to leave Moncton”. Toronto Star. (1982年6月2日)
- ^ Houston, William (1982年2月9日). “Hockey notebook Dull Sabres have pundits speculating”. (Globe and Mail)
- ^ “Sports roundup”. (Globe and Mail). (1978年7月8日)
- ^ “Sports roundup”. (Globe and Mail). (1978年6月24日)
- ^ “Leafs, Hawks to Moncton”. Toronto Star. (1978年6月20日)
- ^ Kane, Mike (1982年7月24日). “Red Wings return to North as AHL swells to 13 teams”. (Schenectady Gazette)
- ^ “AHL adds three teams in expansion”. (Globe and Mail). (1982年7月24日)
- ^ “Leafs place AHL team in St. Kitts”. (Globe and Mail). (1982年6月22日)
- ^ “”. Toronto Marlies. 2014年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月26日閲覧。
- ^ Ballou, Bill (2013年4月4日). “AHL: Bracken Kearns easy Worcester Sharks MVP choice”. (Telegram & Gazette). 2014年1月26日閲覧。
外部リンク
- トロント・マーリーズ公式ウェブサイト(英語)