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概要
第二次世界大戦後、西アジア(アナトリア半島)とヨーロッパ(トラキア)に領土を持つトルコ共和国は比較的早い時期からの北大西洋条約機構(NATO)加盟国であり、東西冷戦でソビエト連邦と対峙する最前線に置かれた国家として、集団的自衛権を基本とする安全保障体制を整備してきた。
実戦も度々経験している。キプロス島のトルコ系住民を保護するため、1970年代にキプロス紛争に介入してキプロス島への空襲や兵員空輸を行った[1]。2010年代にはイラク戦争やシリア内戦で支配地域を拡大するクルド人の勢力を削ぐためイラクやシリアへの越境爆撃を実施した[2]。
現在、トルコ空軍の固定翼戦力は、防空戦力の主力としてF-16 ファイティングファルコンC/D戦闘機×224機、F-4ファントムII E/E 2020戦闘機×174機を、日々のスクランブル発進に使用している。輸送機戦力としては、小型輸送機CN235×43、中型戦術輸送機C-130 ハーキュリーズB/E×18機、C-160T×16機 新型輸送機エアバス社製輸送機A400M アトラス輸送機×2機(最終的に8機調達予定)、早期警戒管制機×4機などとなっている。ヘリコプター戦力(回転翼機)も輸送用と戦闘用でそれぞれ配備されている。
また無人戦闘攻撃機のバイラクタル TB2を100機以上配備しており、搭載される空対地ミサイル(UMTAS)や精密誘導爆弾(MAM)等対地攻撃用ミサイル等も多数装備する。
装備
出典:『World Air Forces directory 2014』など
- 戦闘機
- (F-16C/D)
- (F-4E 2020)/(E)
- 偵察機
- (RF-4E)
- 電子戦機
- 早期警戒管制機
- 空中給油機
- (KC-135R)
- 輸送機
- A400M アトラス
- (C-130B/E)
- (C-160T)
- CN235-100M
- 練習機
- 回転翼機
- 無人航空機
- RQ-1 プレデター
- バイラクタル TB2
- アクスングル(「白いハヤブサ」の意。トルコ航空宇宙会社製の国産機)[3]。
- 導入予定機
- (F-35A)
- TFX
飛行隊
- 第101飛行隊(KC-135R)
- 第111飛行隊 (F-4)
- 第112飛行隊(F-4)
- 第113飛行隊(RF-4)
- 第121飛行隊(T-38)
- 第122飛行隊(KT-1T)
- 第123飛行隊(SF-260D)
- 第124飛行隊
- 第125飛行隊(CN-235,UH-1)
- 第131飛行隊(737 AEW&C)
- 第132飛行隊(F-16)
- 第134飛行隊
- 第141飛行隊(F-16)
- 第142飛行隊(F-16)
- 第143飛行隊(F-16)
- 第151飛行隊(F-16)
- 第152飛行隊(F-16)
- 第161飛行隊(F-16)
- 第162飛行隊(F-16)
- 第171飛行隊(F-4)
- 第173飛行隊(F-4)
- 第181飛行隊(F-16)
- 第182飛行隊(F-16)
- 第191飛行隊(F-16)
- 第192飛行隊(F-16)