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デビッド・テイラー (プロレスラー)

デビッド・テイラー"Squire" David Taylor1957年5月1日 - )は、イギリスヨークシャー出身のプロレスラー(生年は1955年ともされる[1])。

デビッド・テイラー
プロフィール
リングネーム デイブ・テイラー
"スクワイア" デビッド・テイラー
"サー" デビッド・テイラー
デビッド "ロッキー" テイラー
本名 デビッド・テイラー
身長 190cm
体重 115kg(全盛時)
誕生日 (1957-05-01) 1957年5月1日(66歳)
出身地 イギリス
イングランド
ヨークシャー
(テンプレートを表示)

デイブ・テイラーDave Taylor)の名義でも知られる。1990年代よりアメリカに進出し、WCWWWEで英国貴族ギミックヒールとなって活動した[2]

来歴

オリンピック選手でもあった祖父ジョーとプロレスラーの父エリックの指導を受け、1974年スウェーデンでデビュー[1]

1977年1月には、ピート・ロバーツとの英国人コンビで新日本プロレスの『新春黄金シリーズ』に初来日している[3]。同シリーズはスタン・ハンセンが新日本マットに初参戦したことで知られているが(シリーズの外国人エースはタイガー・ジェット・シン)、テイラーはシリーズ開幕から1週間後に急性盲腸炎を患い、日本で摘出手術を受けて緊急帰国を余儀なくされた[4]。なお、昭和期の新日本プロレスには1985年3月の『ビッグ・ファイト・シリーズ第2弾』にも、ディック・マードックアドリアン・アドニスビリー・ジャックらと共に来日している[5]

イギリスではリヴァプールを拠点とするオールスター・プロモーションズを主戦場とし、ヘビー級のベビーフェイスとしてビッグ・ジョン・クイン初代ケンドー・ナガサキとも対戦[6][7]1991年4月6日にはデイブ・フィンレーからブリティッシュ・ヘビー級王座を奪取している[8]オットー・ワンツ主宰のCWAにも遠征しており、同年12月21日にクリス・ベノワ1993年7月18日にミレ・ツルノをパートナーに、同団体認定の世界タッグ王座を2度に渡って獲得した[9]

1995年にアメリカへ渡り、WCWにて同じく英国出身のロード・スティーブン・リーガルが結成していたタッグチーム・ユニット、ブルー・ブラッズThe Blue Bloods)に加入。スクワイアSquire)をニックネームに、リーガルのパートナーとなって嫌味な英国紳士のヒールを演じた[2]。以降、1990年代後半はWCWを主戦場に、クリス・アダムスや英国時代の宿敵フィンレーとも共闘。1996年10月にはWCWとの提携ルートで新日本プロレスに久々に来日、リーガルとのコンビで『SGタッグリーグ戦VI』に出場した[10]。WCWでは1997年11月23日にミシガンで行われたPPV "World War 3 1997" にもリーガルと組んで出場、スタイナー・ブラザーズリック&スコット・スタイナー)のWCW世界タッグ王座に挑戦している[11]

2001年のWCW崩壊後はWWFと契約し、当時WWFのファーム団体だったOVWのトレーナーを担当。レスラーとしてもWWFのダーク・マッチに度々出場した。2004年にはTNAにも登場したが、2006年よりWWEと再契約。ファーム団体DSWのトレーナーを経てスマックダウンの所属選手となり、WCW時代の盟友ウィリアム・リーガルとブルー・ブラッズのギミックを再現して、WWEタッグ王者ブライアン・ケンドリック&ポール・ロンドンと抗争[12]2007年4月からはケインとの(抗争アングル)も展開された[13]

リーガルのRAW移籍後はポール・バーチルドリュー・マッキンタイアと英国コンビを組んでいたが、2008年4月28日にWWEを解雇された。以降はイアン・ロッテン主宰のIWAミッドサウスチカラなどのインディー団体に単発出場したほか、イギリスに戻りオールスター・レスリングにも参戦している[14]2011年4月2日にはジョージア州アトランタで行われたROHのPPVイベントにてコルト・カバナと対戦した[15]

得意技

獲得タイトル

  • ブリティッシュ・ヘビー級王座:2回[8]
  • CWA世界タッグ王座:2回(w / クリス・ベノワミレ・ツルノ[9]
  • CWFミッドアトランティック・ヘビー級王座:1回
  • ヨーロピアン・ヘビー級王座:1回

脚注

  1. ^ a b 『新日本プロレス 来日外国人選手 PERFECTカタログ』P71(2002年、日本スポーツ出版社
  2. ^ a b “Blue Bloods”. Online World of Wrestling. 2020年7月5日閲覧。
  3. ^ “NJPW 1977 New Year Golden Series”. Puroresu.com. 2022年5月27日閲覧。
  4. ^ スタン・ハンセン著『魂のラリアット』P160(2000年、双葉社、(ISBN 4575291080))
  5. ^ “NJPW 1985 Big Fight Series II”. Puroresu.com. 2022年5月27日閲覧。
  6. ^ “The matches Dave Taylor fought at United Kingdom in the year 1986”. Wrestlingdata.com. 2022年5月27日閲覧。
  7. ^ “The matches Dave Taylor fought at United Kingdom in the year 1987”. Wrestlingdata.com. 2022年5月27日閲覧。
  8. ^ a b “British Heavyweight Title History”. Wrestling-Titles.com. 2010年4月20日閲覧。
  9. ^ a b “CWA World Tag Team Title History”. Wrestling-Titles.com. 2010年4月20日閲覧。
  10. ^ “The NJPW matches fought by Dave Taylor in 1996”. Cagematch.ne. 2022年5月27日閲覧。
  11. ^ “World War III”. The History of WWE. 2010年8月18日閲覧。
  12. ^ “The WWE matches fought by Dave Taylor in 2006”. Wrestlingdata.com. 2022年5月27日閲覧。
  13. ^ “The WWE matches fought by Dave Taylor in 2007”. Wrestlingdata.com. 2022年5月27日閲覧。
  14. ^ “Dave Taylor: matches 2007-2019”. Cagematch.net. 2011年12月29日閲覧。
  15. ^ “Event Database: ROH Honor Takes Center Stage - Tag 2”. Cagematch.net. 2011年12月29日閲覧。

外部リンク

  • Online World of Wrestling (Dave Taylor)
  • Online World of Wrestling (Blue Bloods)
  • The Internet Wrestling Database
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