『ディア・グランパ 幸せを拾った日』(原題:Boundaries)は2018年に公開された米加合作のドラマ映画である。監督は(シャナ・フェステ)、主演はヴェラ・ファーミガが務めた。本作は日本国内で劇場公開されなかったが、Amazonなどでの配信が行われている[2]。
ディア・グランパ 幸せを拾った日 | |
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Boundaries | |
監督 | (シャナ・フェステ) |
脚本 | シャナ・フェステ |
製作 | (ブライアン・カヴァナー=ジョーンズ) (クリス・ファーガソン) |
製作総指揮 | (ジェニファー・ベッサー) (ベイリー・コンウェイ) |
出演者 | ヴェラ・ファーミガ クリストファー・プラマー (ルイス・マクドゥーガル) ボビー・カナヴェイル |
音楽 | (マイケル・ペン) |
撮影 | (サラ・ミシャラ) |
編集 | (マリー=エレーヌ・ドゾ) (ドリアン・ハリス) |
製作会社 | (オッドフェローズ・エンターテインメント) (オートマティック・エンターテインメント) (ステージ6・フィルムズ) |
配給 | ソニー・ピクチャーズ クラシックス ステージ6・フィルムズ |
公開 | 2018年6月22日 2018年7月6日 劇場未公開 |
上映時間 | 104分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $755,235[1] |
概略
ローラ・ジャコーニは困っている人を放っておけない世話好きの性格で、捨て犬や捨て猫の面倒すら見てしまうようなお人好しであった。そんなある日、ローラの下に父親のジャックが老人ホームから追い出されたとの知らせが届いた。ローラは息子のヘンリーと共にジャックを引き取りに向かった。妹がジャックの面倒を見ると申し出たので、ローラは車で妹の待つロサンゼルスへと向かうことになった。
キャスト
- ヴェラ・ファーミガ - ローラ・ジャコーニ
- クリストファー・プラマー - ジャック・ジャコーニ
- (ルイス・マクドゥーガル) - ヘンリー
- ボビー・カナヴェイル - レオナルド
- (クリステン・シャール) - ジョジョ・ジャコーニ
- ピーター・フォンダ - ジョーイ
- クリストファー・ロイド - スタンリー
- (ドリー・ウェルズ) - ソフィア
- ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世 - サージ
- (ライアン・ロビンス) - ジム
- チェラー・ホースダル - セラピスト
- (ジル・ティード) - ミューラー
- (ダイアナ・バン) - 占い師
- (エミリー・ホームズ) - 母親
- (ジェシカ・マクラウド) - トゥルー
- (ローハン・キャンベル) - マイキー
- (エリザベス・ボーウェン) - グリゼルダ
- ジェームズ・カーク - ジミー
製作
2016年4月、シャナ・フェステ監督の新作映画にヴェラ・ファーミガとクリストファー・プラマーが出演することになったと報じられた[3]。5月2日、クリステン・シャール、ボビー・カナヴェイル、ルイス・マクドゥーガル、クリストファー・ロイド、ドリー・ウェルズ、ピーター・フォンダがキャスト入りした[4]。本作の主要撮影は同日にバンクーバーで始まり[5]、6月3日に終了した[6]。2017年2月、マイケル・ペンが本作で使用される楽曲を手掛けることになったとの報道があった[7]。
公開・興行収入
2016年5月、ステージ6・フィルムズが本作の全世界配給権を獲得したと報じられた[4]。2018年3月12日、本作はサウス・バイ・サウスウェストでプレミア上映された[8]。
2018年6月19日、ピーター・フォンダが自身のTwitterで「私たちはバロン・トランプを母親の腕から引き剥がして、ペドフィリア(小児性愛者)と一緒に檻に入れるべきだ」とツイートした[9]。20日、本作の配給元であるソニー・ピクチャーズ・クラシックスはフォンダを批判する声明を発表したが、フォンダが重要な役を演じていないことを理由に、再編集や公開延期は行わないと発表した[10]。21日、フォンダは当該ツイートを削除した上で謝罪した[11]。
フォンダのツイートが原因で、本作のボイコット運動が生じた[12]。その影響もあって、本作の興行収入は伸び悩むことになった。2018年6月22日、本作は全米5館で限定公開され、公開初週末に2万9552ドル(1館当たり5910ドル)を稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場40位となっている[13]。
評価
本作に対する批評家の評価は平凡なものに留まっている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには68件のレビューがあり、批評家支持率は51%、平均点は10点満点で5.1点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ディア・グランパ 幸せを拾った日』は名優クリストファー・プラマーの卓越した演技の恩恵を受けているが、彼の演技を以てしても本作の陳腐さはどうにもならなかった。」となっている[14]。また、Metacriticには24件のレビューがあり、加重平均値は50/100となっている[15]。
出典
- ^ “Boundaries (2018)”. 2019年1月9日閲覧。
- ^ “ディア・グランパ 幸せを拾った 日 (字幕版)”. 2019年1月9日閲覧。
- ^ “{Exclusive} Vera Farmiga And Christopher Plummer Set For Shana Feste Drama “Boundaries”” (2016年4月29日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ a b “Sony’s Stage 6 Films Acquires Worldwide Rights To Vera Farmiga-Christopher Plummer Road Trip Pic ‘Boundaries’” (2016年5月2日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ “” (2016年5月6日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ “Boundaries Starts Filming in Vancouver & British Columbia” (2016年5月3日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ “Michael Penn to Score Shana Feste’s ‘Boundaries’” (2017年2月27日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ “SXSW: Emily Blunt's 'A Quiet Place' to Open Fest” (2018年1月31日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ “「バロン君を母親の腕から引き剥がして...」 ピーター・フォンダ、爆弾発言を謝罪” (2018年6月21日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ “Sony Pictures Classics Condemns Peter Fonda, But Will Still Release His New Film” (2016年6月20日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ “"I went way too far": Peter Fonda apologizes for Barron Trump tweet” (2016年6月21日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ “Peter Fonda apologizes for Barron Trump tweet that sparked movie boycott and scorn” (2018年6月20日). 2019年1月9日閲覧。
- ^ “June 22-24, 2018”. 2019年1月9日閲覧。
- ^ “Boundaries”. 2019年1月9日閲覧。
- ^ “Boundaries (2018)”. 2019年1月9日閲覧。
外部リンク
- Boundaries - IMDb(英語)