ティ・ロン(狄龍、1946年8月19日[1] - )は、香港の俳優。
ティ・ロン | |||||||||||||||||
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基本情報 | |||||||||||||||||
繁体字 | 狄龍 | ||||||||||||||||
簡体字 | 狄龙 | ||||||||||||||||
漢語拼音 | Dí Lóng | ||||||||||||||||
粤拼 | Dik6 Lung4 | ||||||||||||||||
出生名 | 譚富栄 | ||||||||||||||||
生誕 | 1946年8月19日(76歳) 中華民国広東省新会県(現・広東省江門市新会区) | ||||||||||||||||
国籍 | 香港 | ||||||||||||||||
英語名 | Ti Lung | ||||||||||||||||
職業 | 俳優 | ||||||||||||||||
活動期間 | 1969年 - | ||||||||||||||||
配偶者 | (陶敏明) | ||||||||||||||||
子供 | (譚俊彦) | ||||||||||||||||
受賞
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日本では『男たちの挽歌』シリーズの出演で知られているが、元は武術映画全盛期の香港で、数多くの映画に主演した俳優であった。カンフー映画の製作本数の減少によって人気も低迷したが、『男たちの挽歌』で復活を果たした。それ以来、出演作こそ少ないものの現在も活躍している。
来歴・人物
1968年にショウ・ブラザーズの俳優養成所に入った。翌年、『死角』のオーディションで張徹(チャン・チェ)監督に指名されて主役を演じた。主に(楚原)監督の作品(『楚留香』『蝙蝠傳奇』『天涯明月刀』『(多情剣客無情剣)』)で最も多く主役を演じた。張徹監督にはさらに認められ、姜大衛(デビッド・チャン)とのダブルキャストで最も成功を収めた。これらの実績により、張徹監督の『保鏢』(1969年)、『(ヴェンジェンス 報仇)』(1970年)、『英雄十三傑』(1970年)、『(新・片腕必殺剣)』(1971年)等で姜大衛と共に出演した。
端正な外見に加えて詠春拳の達人であり、カンフーの腕も確かだった。そのため、主演映画は台湾や東南アジアで一世を風靡し、ロンも一躍人気を博した。
1973年、『ブラッド・ブラザース 刺馬』で悪役の馬新貽を演じ、第11回金馬奨の優秀演技特別賞を獲得。それと同時に、第19回アジア映画祭の表現特出性格男優賞をも獲得した。この後、『冷血十三鷹』(1979年)で第25回アジア太平洋映画祭の演技最特出男優賞を獲得した。卓越した演技力とアクションにより武侠映画のトップスターとなり、多くの賞を獲得した。
1985年6月、18年間で80作以上の映画に出演して『後生』や『電單車』などの監督を務めたショウ・ブラザーズを離れた。
ショウ・ブラザーズ退社後は一時低迷するが、1986年の『男たちの挽歌』で復活を果たし、第23回金馬奨の最優秀主演男優賞を受賞した。それ以後、出演作品は少ないものの重厚な演技を見せ続けている。2000年には『(流星 THE KID)』で第19回香港電影金像奨最優秀助演男優賞を受賞。2007年には第12回香港電影金紫荊奨卓越成就賞を受賞。 2015年『(わたし、ニューヨーク育ち)』で第7回(マカオ国際電影節)最優秀主演男優賞を受賞。
主な出演作品
- (ヴェンジェンス 報仇)(1970年)
- (新・片腕必殺剣)(1971年)
- (フィスト・バトル 拳撃)(1971年)
- (復讐武侠客)(1971年)
- (暗殺指令シャッター)(1972年)
- 水滸伝(1972年)
- (続・拳撃 悪客)(1972年)
- (四騎士)(1972年)
- ブラッド・ブラザース 刺馬(1973年)
- 英雄十三傑(1973年)
- 水滸伝 杭州城決戦(1973年)
- (新・少林寺列伝)(1975年)
- (マジッククンフー神打拳)(1975年)
- マジック・ブレード(1976年)
- (蛇王子)(1976年)
- (少林寺列伝)(1976年)
- (続・嵐を呼ぶドラゴン)(1976年)
- (多情剣客無情剣)(1977年)
- 武侠怪盗英雄剣・楚留香(1977年)
- 楚留香之二蝙蝠伝奇(1977年)
- (続・空とぶギロチン〜戦慄のダブル・ギロチン〜)(1977年)
- (冷血十三鷹)(1978年)
- (カンフーエンペラー)(1980年)
- (書剣恩仇録)(1981年)
- (忍者外伝・倭冠掃蕩作戦)(1981年)
- 楚留香之幽霊山荘(1982年)
- 少林拳王子(1982年)
- (上海・13)(1984年)
- (英雄正伝)(1986年)
- 男たちの挽歌(1986年)
- (飛龍伝説オメガクエスト)(1986年)
- 男たちの挽歌 II(1987年)
- (野獣たちの掟)(1987年)
- (タイガー・オン・ザ・ビート)(1988年)
- (非情の街)(1989年)
- (ワイルド・ヒーローズ 暗黒街の狼たち)(1989年)
- (九龍大捜査線)(1993年)
- (裸足のクンフー・ファイター)(1993年)
- (英雄剣)(1993年)
- 酔拳2(1994年)
- (流星 THE KID)(1999年)
- スター・ランナー(2003年)
- 失われた龍の系譜 トレース・オブ・ア・ドラゴン(2003年)ナレーション
- (侠影仙踪)(2004年)テレビドラマ
- (ソウルウェディング 花嫁はギャングスター3)(2005年)
- (バタフライ・ラヴァーズ)(2008年)
- 三国志(2008年)
- (決闘の大地で)(2010年)
- 光輝歳月(2012年)
- 愛在響螺灣(2012年)
- (セブン・アサシンズ 清朝の暗殺者)(2013年)
- 落跑吧愛情 (2015年)
- (わたし、ニューヨーク育ち) 我來自紐約 (2015年) 2016年第11回大阪アジアン映画祭で上映
- 我来自纽约2:当我们在一起 (2017年)
- 一家大晒 (2018年)
参考文献
- ^ Internet Movie Database/
外部リンク
- ティ・ロン - allcinema
- ティ・ロン - KINENOTE
- Lung Ti - IMDb(英語)
- Ti Lung Rotten Tomatoes
- Moviefone Ti Lung
- 新浪微博 shaun譚俊彥