ツヅレサセコオロギ(綴刺蟋蟀、学名:Velarifictorus micado)は、バッタ目コオロギ科のコオロギ。単にコオロギという別名を持つ。
分布
形態
体長13-22mm。
生態
農耕地、庭、草地に生息し、成虫は8-11月にかけて出現する。雑食。家屋内に入ってくることも多い。「ギィギィギィ」または「リィリィリィ」という深みのある声で鳴き、気温が下がると速度が落ちる。
名称について
一見すると奇妙な名前であるが、これは「綴れ刺せ蟋蟀」の意である。これは、かつてコオロギの鳴き声を「肩刺せ、綴れ刺せ」と聞きなし、冬に向かって衣類の手入れをせよとの意にとったことに由来する[1]。
出典
- ^ 山下(1999),p.73
参考文献
- 『小学館の図鑑NEO 昆虫』2002年、36頁。
- (藤本和典)、(亀田龍吉)『都会の生物』小学館、1996年、328頁。
- (山下善平)『里山の昆虫たち その生活と環境』(1999)(北海道大学図書出版会)