チェルノブイリ立入禁止区域(ウクライナ語: Зо́на відчу́ження、ベラルーシ語: Зона адчужэньня、英語: Chernobyl Exclusion Zone)とは、1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故によって立ち入り禁止とされている半径30km圏内の区域である。
事故後当時のソビエト連邦政府は、ウクライナ・ベラルーシ両国にまたがる、原発から30km圏内の住民13万5000人を強制疎開させた。いまなおこの区域に立ち入ることは厳しく制限されている[1]。
ベラルーシ側は総面積2165平方kmのポレーシェ国立放射線生態学保護区となっており、立ち入りに許可が必要である。かつて92の村があり約22000人が暮らしていたが、事故後強制移住させられた。特に高濃度に汚染された13の村は、汚染の拡散を防ぐため埋め立てられた。保護区責任者は「保護区のほとんどの所で300年間は人が住めない」と話しているという[2]。
脚注
関連項目
- (チェルノブイリ原子力発電所事故#避難)
- メドヴェジエ、サニコヴォ - 立入禁止区域
- サマショール
- ゴーストタウン
- (福島第一原子力発電所事故の影響#住民の避難・影響)
- 立入禁止区域
外部リンク
- State Agency of Ukraine on the Exclusion Zone Management(ウクライナ語、英語)
座標: 北緯51度23分22秒 東経30度5分56秒 / 北緯51.38944度 東経30.09889度