『ダークセクター』(darkSector)は、2008年に発売されたXbox 360・PLAYSTATION 3用のホラーアクションアドベンチャーゲーム。新世代機ならではの、オンラインによるマルチプレイモードも搭載。 発売日はXbox 360版が2008年3月27日、PS3版が2008年7月10日。
ジャンル | ホラーアクションアドベンチャーゲーム |
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対応機種 | Xbox 360・PLAYSTATION 3 |
開発元 | Digital Extremes |
発売元 | ディースリー・パブリッシャー |
メディア | Xbox 360:DVD-ROM PS3:BD-ROM |
発売日 | Xbox 360:2008年3月27日 PS3:2008年7月10日 |
対象年齢 | Xbox 360:CERO:Z(18才以上のみ対象) ESRB:M(17歳以上) PEGI:18 PS3:CERO:D(17才以上対象) ESRB:M(17歳以上) PEGI:18 |
デバイス | PS3:DUALSHOCK 3対応 |
その他 | Xbox 360: Xbox Live,システムリンク 対応 PS3:PlayStation Network 対応 |
概要
Epic Games社から発売されているUnreal Engine及びUnreal Tournament 2004までのUnrealシリーズの開発会社として知られる(Digital Extremes)が、Unreal Engine 2.5をベースに独自に拡張、開発したゲームエンジンであるEvolution Engineを用いている。このEvolution Engineは、当初Sector Engineと呼ばれており、このDark Sectorはタイトルからも判るように、同ゲームエンジンのPRを兼ねたタイトルとなっている。
ストーリー
謎のウイルス、「テクノサイト」に冒された東ヨーロッパの街ラスニアが舞台。秘密情報組織は奇病が蔓延したラスニアへ、主人公(ヘイデン・テンノ)を調査に向かわせた。ヘイデン自身もテクノサイト・ウイルスに感染してしまうが、感染により特殊能力を身に付け、その特殊能力を駆使し、同じくウイルス感染により怪物と化した市民やラスニアを支配する兵士、現地を巣食う悪霊達と戦いながら様々なミッションに挑む。
登場人物
- ヘイデン・テンノ
- 声 - 関俊彦/英 - マイケル・ローゼンバウム
- 主人公。アメリカ人。テクノサイトウイルスに感染してしまい、右腕が変質。ウイルス感染者の外殻が硬化することを利用したスーツのプロトタイプを着用しグレイヴなる特殊な武器を繰る。ウイルス感染拡大の阻止のために戦う。
- ロバート・メズナー
- 声 - 江原正士/英 - ドワイト・シュルツ
- ヘイデンのいる組織のエージェントの中では最も博識である男。
- 今回、研究者としてテクノサイトウイルス調査のためラスニアにチームとともに向かったが、消息不明となった。
- しかし、その裏では、テクノサイトウイルスを世界中にばらまくために暗躍していた。
- ヤーゴ・メンシック
- 声 - 家弓家正/英 - ユルゲン・プロホノフ
- ラスニアに潜入しているスパイで、ヘイデンに協力している。テクノサイトウイルスについていろいろ知っている。
- Dixon
- ヘイデンをラスリアへ導いた。しかし、裏ではメズナーとつるんでいた。
- ナディア・スーデック
- 声 - 勝生真沙子/英 - Julianne Buescher
- ロシアの一地域であるラスリアの人間。組織の中では最年少でありながら有力。ヘイデンとはかつては恋人同士だった。
- のちにネメシスとしてヘイデンの前に現れる。
- ネミシス
- ナディアがテクノサイトウイルスに感染した姿。さまざまな有機金属でできたブレードを繰り、メズナーの命令に従っている。
- ビクトル・スーデック
- メズナー監視のために組織に派遣されていたエージェント。ラスリアのハズマットにとらえられた。
テクノサイトウイルス感染者
- コロッサス
- 大型のテクノサイトウイルス感染者。
- ストーカー
- 四足移動を行うテクノサイトウイルス感染者。
- ハウラー
- テクノサイトウイルスに感染した人間がたどる第1形態。一定期間を過ぎるとスティンガーへ進化する。
- スティンガー
- テクノサイトウイルスに感染した人間がたどる第2形態。ビルをなぎ倒すほどの巨大である。
- クローマ
- テクノサイトウイルス感染者が、20年かけて進化していった最終進化形態。
用語
- テクノサイトウイルス
使用武器
開発
本作は、東京ゲームショウ 2007にて、PLAYSTATION 3版・Xbox 360版がプレイアブル出展された。
Digital Extremesのパトリック・クディルカは、ファミ通とのインタビューの中で、「本作の構想は『Unreal Tournament』開発終了後の2000年あたりから社内にあったものの、『Unreal Tournament』の追加作業のため一度お蔵入りとなり、2004年に再び持ち上がった。このときは、次世代機にふさわしい映像をもつ、ハードSF系ステルスアクションゲームを目指していたが、当時はSFではなく戦争ゲームが主流だったため、こちらの財政的な事情もあって方針を変えざるを得なかった」と振り返っている[2]。
のちに、没となった本作の初期構想を基にした『Warframe』がF2Pゲームとして配信された[2]。
『Warframe』の開発スタッフは、『Warframe』の舞台は本作の遠い未来の世界であると述べており、EXCALIBURにヘイデン・テンノの身に着けていたスーツを模したスキンを用意している。
脚注
外部リンク
- ダークセクター 公式サイト
- ディースリー・パブリッシャー 公式サイト
- ダークセクター マイクロソフト