ダヴェントリー子爵

ダヴェントリー子爵（英: Viscount Daventry）は、連合王国貴族の子爵位。(ミュリエル・フィッツロイ(旧姓ダグラス＝ペナント))（英語版）が1943年に叙されたのに始まる。

ダヴェントリー子爵 Viscount Daventry
紋章記述 Arms Quarterly: 1st and 4th, Gules three Lion's Gambs two and one Argent (Newdegate); 2nd and 3rd, the Royal Arms of King Charles II debruised by a Baton Sinister compony Argent and Azure (FitzRoy) Crests:1st: a Fleur-de-lys Argent (Newdegate); 2nd: on a Chapeau Gules turned up Ermine a Lion statant guardant Or ducally crowned Azure and gorged with a Collar counter compony Argent and Azure (FitzRoy) Supporters:Dexter: a Lion rampant guardant Or ducally crowned Azure; Sinister: a Greyhound Argent; both gorged with a Collar gobony Ermine and Azure a Mullet argent in the Azure each Collar edged also of the last
創設時期	1943年5月6日
創設者	ジョージ6世
貴族	連合王国貴族
初代	初代女子爵(ミュリエル・フィッツロイ)（英語版）
現所有者	4代子爵(ジェームズ・フィッツロイ=ニューデゲート)
相続人	ハンフリー・フィッツロイ=ニューデゲート閣下
付随称号	なし
現況	存続
モットー	高潔さは名誉にして有り難し （Et Decus Et Pretium Recti）

歴史

 

3代子爵の母親を経てダヴェントリー子爵フィッツロイ・ニューデゲイト家に渡った(アーベリー・ホール)（英語版）。ウォリックシャー州ヌニートンに所在し、イギリス指定建造物（第1級）に指定されている。

第3代サウサンプトン男爵(チャールズ・フィッツロイ)（英語版）(1804–1872)の次男(エドワード・フィッツロイ)（英語版）(1869-1943)は、1928年から1943年にかけて庶民院議長を務めた^[1]。

その妻である(ミュリエル・フィッツロイ)（英語版）(1869-1962)は、初代(ペンリン男爵)（英語版）(エドワード・ダグラス＝ペナント)（英語版）(1800-1886)の孫娘にあたり、夫の死後にノーサンプトン州ダヴェントリーのダヴェントリー女子爵(Viscountess Daventry, of Daventry in the County of Northampton)に叙された^[2][3]。

初代女子爵の死後、その息子のロバート・オリヴァー・フィッツロイ(1893–1986)が2代子爵を継承した^[3][4]、2代子爵には男子がなかったため、その弟ジョン・モーリス・フィッツロイ・ニューデゲート(1897-1976)（彼は(フランシス・ニューデゲート)（英語版）の娘ルシア・ニューデゲートと結婚し、1936年にフィッツロイ・ニューデゲートに改姓している^[5]）の息子(フランシス・ハンフリー・モーリス・フィッツロイ・ニューデゲート)（英語版）(1921–2000)が3代子爵を継承した^[3][6]。3代子爵の死後はその息子のジェイムズ・エドワード・フィッツロイ・ニューデゲート(1960-)が4代子爵を継承した。2018年現在の当主も彼である^[3][7]。

ダヴェントリー子爵（1943年）

• 初代ダヴェントリー女子爵(ミュリエル・フィッツロイ)（英語版） (1869–1962) - 初代(ペンリン男爵)（英語版）(エドワード・ダグラス＝ペナント)（英語版）の孫娘。(エドワード・フィッツロイ)（英語版）の妻
• 第2代ダヴェントリー子爵(ロバート・オリヴァー・フィッツロイ) (1893–1986) - 先代の息子
• 第3代ダヴェントリー子爵(フランシス・ハンフリー・モーリス・フィッツロイ・ニューデゲート)（英語版） (1921–2000) - 先代の甥
• 第4代ダヴェントリー子爵(ジェイムズ・エドワード・フィッツロイ・ニューデゲート) (1960-) - 先代の息子
  • 爵位の法定推定相続人は現当主の息子ハンフリー・ジョン・フィッツロイ・ニューデゲート閣下(1995-)。

系図

ダヴェントリー子爵家系図

1670年クリーブランド公爵 1670年サウサンプトン伯爵

イングランド国王 チャールズ2世 (1630-1685)

初代クリーブランド女公 初代サウサンプトン伯 バーバラ・パーマー (1641-1709)

1670年サウサンプトン公爵

1675年グラフトン公爵

2代クリーヴランド公 初代サウサンプトン公 2代サウサンプトン伯 チャールズ・フィッツロイ (1662-1730)

初代グラフトン公 ヘンリー・フィッツロイ (1663-1690)

クリーヴランド公爵家へ

2代グラフトン公 チャールズ・フィッツロイ (1683-1757)

オーガスタス・フィッツロイ (1716-1741)

1780年サウサンプトン男爵

3代グラフトン公 オーガスタス・フィッツロイ (1735-1811)

初代サウサンプトン男爵 (チャールズ・フィッツロイ)（英語版） (1737–1797)

グラフトン公爵家へ

2代サウサンプトン男爵 (ジョージ・フィッツロイ) (1761–1810)

初代ペンリン男爵 (エドワード・ダグラス＝ペナント)（英語版） (1800-1886)

3代サウサンプトン男爵 (チャールズ・フィッツロイ)（英語版） (1804–1872)

アーチボルド・ダグラス＝ペナント (1837-1884)

1943年ダヴェントリー子爵

4代サウサンプトン男爵 (チャールズ・フィッツロイ) (1867–1958)

(エドワード・フィッツロイ)（英語版） (1869-1943)

初代ダヴェントリー女子爵 (ミュリエル・フィッツロイ)（英語版） (1869-1962)

サウサンプトン男爵家へ

2代ダヴェントリー子爵 ロバート・フィッツロイ (1893–1986)

ジョン・フィッツロイ・ニューデゲート (1897-1976)

3代ダヴェントリー子爵 (フランシス・フィッツロイ・ニューデゲート)（英語版） (1921–2000)

4代ダヴェントリー子爵 ジェイムズ・フィッツロイ・ニューデゲート (1960–)

ハンフリー・フィッツロイ・ニューデゲート (1995–)

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

1. ^ Lundy, Darryl. “Captain Rt. Hon. Edward Algernon FitzRoy” (英語). thepeerage.com. 2016年11月2日閲覧。
2. ^ Lundy, Darryl. “Muriel Douglas-Pennant, Viscountess Daventry” (英語). thepeerage.com. 2018年1月10日閲覧。
3. ^ ^{a b c d} Heraldic Media Limited. “Daventry, Viscount (UK, 1943)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2018年1月10日閲覧。
4. ^ Lundy, Darryl. “Robert Oliver Fitzroy, 2nd Viscount Daventry” (英語). thepeerage.com. 2018年1月10日閲覧。
5. ^ Lundy, Darryl. “Commander John Maurice FitzRoy Newdegate” (英語). thepeerage.com. 2018年1月10日閲覧。
6. ^ Lundy, Darryl. “Francis Humphrey Maurice FitzRoy Newdegate, 3rd Viscount Daventry” (英語). thepeerage.com. 2018年1月10日閲覧。
7. ^ Lundy, Darryl. “James Edward FitzRoy Newdegate, 4th Viscount Daventry” (英語). thepeerage.com. 2018年1月10日閲覧。

関連項目

• サウサンプトン男爵
• グラフトン公爵
• (ペンリン男爵)（英語版）
• 女性に対して創設されたイギリス爵位一覧