タゾ・ティー・カンパニー(英語:Tazo tea company)は、アメリカ合衆国に本社を置く紅茶とハーブティーの製造及び卸売業者。現在はユニリーバの子会社である。
歴史
タゾは1994年にスティーブ・スミス(2006年に引退)と彼のビジネスパートナーであったスティーブン・リー、トム・メッシャーによってオレゴン州ポートランドで設立された。リーとスミスはやはりポートランドで1972年に「スタッシュ・ティー・カンパニー」 (Stash Tea Company) を共同設立していたが、スタッシュ・ティー・カンパニーは1993年の秋に山本山に買収されていた[1]。
スミスは多くのレストランや食物店、喫茶店でタゾティーを支持してもらうために食物サービス産業内の様々なコネを利用した。その中で投資元として選ばれたのがスターバックスの最高経営責任者であるハワード・シュルツであった。スミスは1998年にシュルツに接近し、1999年に同社はスターバックスによって810万ドルで買収された[2]。スターバックスは、茶のブランドを(ティーバナ)に統一することを決定。2017年にタゾ・ティーは、3億8400万ドルでユニリーバに売却された。
アメリカではティパックおよび瓶入り飲料としてスーパーマーケットなどで広く販売されている。
2012年10月には、タゾ名義で紅茶専門店をオープンした[3]。新店舗はシアトルのユニバーシティビレッジにあり、広さは158平方メートル(1700平方フィート)ほど[4]。80種類以上のリーフティーのほかペイストリーなどの焼き菓子、箱入りチョコレートなどが販売されていた[4]。同店は、2013年にティーバナの店舗に改装された。
マーケティング
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タゾは「ニューエイジ」スタイルのマーケティングや商品のラベリングを行っている。例えば、以前はあらゆる箱に「公認されたティー・シャーマンによって祝福されたもの」(Blessed by a certified tea shaman)というラベルが貼られていたほか、最初のキャッチフレーズは「お茶の輪廻」(The Reincarnation of Tea)であった。ロゴには少し変更されたエグゾデ書体が使われていた。
脚注
- ^ “About Smith”. (Smith Tea). 2012年11月13日閲覧。
- ^ “Starbucks will buy Tazo tea company”. (Puget Sound Business Journal): bizjournals.com. (1999年1月13日)2012年11月13日閲覧。
- ^ Candice Choi; Sarah Skidmore (2012年11月14日). “Starbucks Buys Teavana”. The Huffington Post
- ^ a b “米スターバックス:紅茶のみ販売の店舗、初出店へ-シアトル”. ブルームバーグ. (2012年6月21日) 2012年12月20日閲覧。
外部リンク
- 公式サイト