セルゲイ・レオニドヴィチ・ドレンスキー(ロシア語: Сергей Леонидович Доренский, ラテン文字転写: Sergei Leonidovich Dorensky, 1931年12月3日 - 2020年2月26日[1])は、ソビエト連邦出身のピアノ奏者[2]。
経歴
1931年、モスクワ生まれ。1940~1950年、(中央音楽学校)でグリゴリー・ギンズブルクについて学び、モスクワ音楽院に進んで1955年に卒業する。さらに音楽院研究科に進み、1957年に卒業する。 1957年からモスクワ音楽院で教え始め、1979年より同音楽院教授。1994年から1997年まで同音楽院のピアノ特別科を統括した。1988年にソ連当局より人民芸術家の称号を贈られている。2015年11月、旭日小綬章受章[3]。
ピアノの名教師として知られ、弟子にはニコライ・ルガンスキー、デニス・マツーエフ、スタニスラフ・ブーニン[4]、清塚信也等がいる。
受賞
- 1955年:第5回世界青年学生祭典 (ワルシャワ) 第1位ならびに金賞
- 1957年:国際ピアノコンクール(リオデジャネイロ) 第2位
録音
- 1974年:«Ф. Шопен: Мазурки (Сергей Доренский, фортепиано)» («Мелодия» С10 05399-400) (『ショパン:マズルカ』メロディアС10 05399-400)
- 1982年:«Рапсодия в стиле джаз» («Мелодия» MEL LP 0025)(『ジャズ様式のラプソディー』メロディアMEL LP 0025)
註
- ^ “Умер профессор Московской консерватории Сергей Доренский” (ロシア語). mpravda.com. (2020年2月26日)2020年2月27日閲覧。
- ^ Peaple.su(biography)
- ^ 在ロシア日本大使館
- ^ スタニスラフ・ブーニンが優勝したショパン・コンクールのNHK特別番組の中でインタビューほか登場している。]