『セイント 天国野郎』(セイント てんごくやろう、原題:The Saint)は、1962年から1969年までイギリス・ITCで制作され、ITVで放送されたテレビドラマ。全6シーズン、118回。
レスリー・チャータリスの冒険小説のテレビドラマ化[1]。主演はロジャー・ムーア。
オープニング・ナレーションは、「東にスパイあれば飛んで行って国際陰謀を裁き、西に正体不明の怪獣出れば鮮やかな科学捜査でねじ伏せる。警察なんかてんでお呼びじゃない。でも美人だったら大歓迎。粋でスマートで腕力はめっぽう強く、事件の現場に残す天使のいたずら書き。だから人呼んで天国野郎。それが現代のヒーロー、サイモン・テンプラーだ。」
日本では、モノクロ版が1965年2月15日から10月11日まで日本テレビで放映された(全28回)[2]。その後、カラー版を毎日放送が放映した。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
善人からは盗まず、悪をくじく活躍を見せ、犯行現場に指紋一つ残さず、12人の使徒の落書きを残すことから、“セイント”=聖者と呼ばれる神出鬼没の大怪盗サイモン・テンプラーが、世界を股にかけて活躍する。
キャスト
続編・リメイク
1978年から1979年まで、続編『テンプラーの華麗な冒険』(Return of the Saint)が制作された(全24回、日本でのテレビ放映はテレビ東京)。ただし、主演はロジャー・ムーアではなく、イアン・オギルビーがつとめた。
1997年には、フィリップ・ノイス監督、ヴァル・キルマー主演でリメイク映画『セイント』が制作された。
2017年には、サイモン・ウェスト監督、アダム・レイナー、エリザ・ドゥシュク等が出演、ロジャー・ムーアが関わるリメイク作品『ザ・セイント』も制作された。
脚注
- ^ “Leslie Charteris Dies; Mystery Writer Was 85”. The New York Times (1993年4月18日). 2015年10月9日閲覧。
- ^ カラー版を放送したとする記述がネット上に散見されるが、NTVでの放送期間にはまだカラー版は制作されていないので完全に誤りである。