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- ズールー王国
- Wene wa Zulu(ズールー語)
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(国旗)
1890年のズールー王国
ズールー王国(ズールー語: Wene wa Zulu、ズールー帝国とも)は、(トゥゲラ川)から(ポンゴラ川)にかけてのインド洋の沿岸部に19世紀に存在した南部アフリカの君主国。
王国は、現在のクワズール・ナタール州の広い範囲を支配するまでに至ったが、1870年代のズールー戦争によって最終的に滅亡した。その後、領土はナタール植民地を経て南アフリカ連邦の一部となった。
歴史
ズールー族は南部アフリカの一部族に過ぎなかったが、1816年に首長(センザンガコナ)が死去した翌年、シャカが(ムテトワ帝国)皇帝である(ディンギスワヨ)の庇護を受けてズールー王に即位し、王国が成立した。
後見役であるディンギスワヨが(ンドワンドウェ王国)との戦闘で死去したため、軍備の近代化や中央集権体制を進めたシャカはムテトワ帝国、ンドワンドウェ王国に侵攻し、支配下に置いた。しかし、シャカは国内では恐怖政治を行なったことから、異母弟のディンガネによって暗殺された。
(ディンガネ・カセンザンガコナ)が第二代国王に即位し、次いで第三代国王に(ムパンデ)と続いたが、第四代国王セテワヨ・カムパンデがズールー戦争で敗北したことによって王国は崩壊し、イギリスの植民地となった。
茶色がズールー王国、オレンジが勢力下の地域、緑がコサ人の領域、赤がイギリス領。