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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(原題:Spider-Man: Across the Spider-Verse)は、2023年に公開されるアメリカ合衆国CGアニメーション映画2018年の『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編であり、監督は(ホアキン・ドス・サントス)、ケンプ・パワーズ、(ジャスティン・K・トンプソン)[3]、脚本は(デヴィッド・カラハム)、、が務める[3]。この映画の物語には、マイルス・モラレスとグウェン・ステイシーの関係が描かれる予定。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
Spider-Man: Across the Spider-Verse
監督 (ホアキン・ドス・サントス)
ケンプ・パワーズ
(ジャスティン・K・トンプソン)
脚本 (デヴィッド・カラハム)

原作 マーベル・コミック
製作
出演者 (シャメイク・ムーア)(英語版)
ヘイリー・スタインフェルド
ジェイク・ジョンソン
(イッサ・レイ)(英語版)
オスカー・アイザック
音楽 ダニエル・ペンバートン
製作会社 コロンビア ピクチャーズ
ソニー・ピクチャーズ アニメーション
マーベル・エンターテインメント
アラッド・プロダクション
ロード・ミラー・プロダクション
パスカル・ピクチャーズ
配給 ソニー・ピクチャーズ・リリーシング
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開 2023年6月2日
2023年6月16日[1]
上映時間 140分[2]
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $100,000,000
前作 スパイダーマン:スパイダーバース
次作 スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース
(テンプレートを表示)

この映画はソニーから2019年11月に正式発表され、本作のプロジェクトは2020年6月に開始された。当初は2022年4月に公開される予定だったが、2019年新型コロナウイルス感染拡大の影響により2022年10月7日に全米公開が延期され、2022年4月には2023年6月2日に再延期(日本は2023年6月16日公開予定)されることが発表された。また、再延期と同時に、続編となる『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』が2024年3月29日に全米公開されることも発表された[1][4]。なお、スパイダーウーマンのスピンオフ映画も制作中であると発表している[5]

あらすじ

マイルズ・モラレスの別次元の親友のグウェン・ステイシーは、彼に壊滅的な災害を引き起こす可能性のある謎の新しいヴィランからスパイダー・ピープルの全ての別次元の宇宙を救う任務を完了するよう依頼される。彼とグウェンは一緒に多元宇宙を旅し、二人はスパイダー・フォースとして知られるスパイダー・ピープルのグループに会う。しかし、マイルズはこの脅威と対立してるうちに、スパイダー・フォースとも対立していることに気づく。

登場人物

マイルス・モラレス / スパイダーマン
声 - (シャメイク・ムーア)(英語版)(英)、小野賢章(日)
ピーター・パーカー / スパイダーマンの死後、跡を継ぎ黒いスーツを着用し(ウィルソン・フィスク / キングピン)(英語版)らと激闘を繰り広げた高校生のグラフィティ・アーティスト
グウェン・ステイシー / スパイダーグウェン
声 - ヘイリー・スタインフェルド(英)、悠木碧(日)
別次元のロックバンドのドラマーであり、マイルズの親友。白いスーツを着用している。
ピーター・B・パーカー / スパイダーマン
声 - ジェイク・ジョンソン(英)、宮野真守(日)
マイルズのメンターであった別次元の40代のピーター・パーカー。現在、元妻のメリー・ジェーン・ワトソンとの間にメイデイという名前の娘がいる。

スパイダー・ソサエティ

(ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099)(英語版)
声 - オスカー・アイザック(英)、関智一(日)
2099年の別次元のスパイダーマン。別次元からのスパイダーマンで結成されたグループであるスパイダー・ソサエティのリーダー。
ジェシカ・ドリュー / スパイダーウーマン
声 - (イッサ・レイ)(英語版)(英)
スパイダー・ソサエティのメンバーであり、別次元の妊娠中のスパイダーウーマン。バイクを乗りこなす。
(ホバート・“ホービー”・ブラウン / スパイダーパンク)(英語版)
声 - ダニエル・カルーヤ(英)
別次元のイギリス人のスパイダーマン。ギターを武器にし戦う。
(パヴィトラ・プラバカール / スパイダーマン・インディア)(英語版)
声 - カラン・ソーニ(英)
別次元のインド人のスパイダーマンでありスパイダー・ソサエティのメンバー。
(ベン・ライリー / スカーレット・スパイダー)(英語版)
声 - アンディ・サムバーグ(英)
別次元のピーター・パーカーのクローンでありスパイダー・ソサエティのメンバー。
(マーゴ・ケス / スパイダーバイト)(英語版)
声 - アマンドラ・ステンバーグ(英)
バーチャルリアリティのスパイダーウーマン。
スパイダーキャット
声 - 不明
口から糸を吐き出す猫でありスパイダー・ソサエティのメンバー。

ヴィラン

(ジョナサン・オーン / ザ・スポット)(英語版)
声 - ジェイソン・シュワルツマン(英)
別次元を旅することを可能にする次元間ポータルで体が覆われているスーパーヴィラン。
ヴァルチャー
声 - ヨーマ・タコンヌ(英)
鳥をテーマにした衣装を着たヴィラン。

この他にも、サイボーグ・スパイダーウーマン、マックス・ボーン / スパイダーマン2211、山城拓也 / スパイダーマンピーター・パーカー / スパイダーマンインソムニアックゲームズ版)、ピーター・パーカー / スパイダーマン(スパイダーマン・アンリミテッド版)、ピーター・パーカー / スパイダーマン(スペクタキュラー・スパイダーマン版)、ピーター・パーカー / スパイダーマン((マーベル・マンガバース)(英語版)(オットー・オクタビアス / スーペリア・スパイダーマン)(英語版)(ドッペルゲンガー)(英語版)(ジュリア・カーペンター / スパイダーウーマン)(英語版)(ケイン・パーカー / スカーレット・スパイダー)(英語版)、メイベル・ライリー / レディ・スパイダー、シャーロット・ウェバー / サン・スパイダー、パトリック・オハラ / ウェブスリンガー、フラッシュ・トンプソン / キャプテン・スパイダー、スパイダーナイト、スパイダーサイド、オールド・マン・ピーター・パーカー、アシュリー・バートン / スパイダー・キングピン、ドルマムゥバース・スパイダーマン、プテラ・プターカー / スパイダーレックス、レゴスパイダーマン、(アイアン・スパイダー)(英語版)、アンナ・メイ・パーカー / スパイダーリングらが登場する。また、ピーターとメリー・ジェーンの娘(メイ・"メイデイ"・パーカー)(英語版)も登場する。

キャスト

役名 担当声優 日本語吹替
マイルス・モラレス / スパイダーマン (シャメイク・ムーア)(英語版)[3][5] 小野賢章[6]
グウェン・ステイシー / スパイダーウーマン ヘイリー・スタインフェルド[3][5] 悠木碧[6]
ピーター・B・パーカー / スパイダーマン ジェイク・ジョンソン[7] 宮野真守[6]
(ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099)(英語版) オスカー・アイザック 関智一[8]
ジェシカ・ドリュー / スパイダーウーマン (イッサ・レイ)(英語版)[5] 田村睦心[9]
(ジョナサン・オーン / ザ・スポット)(英語版) ジェイソン・シュワルツマン[10]
ヴァルチャー ヨーマ・タコンヌ
ジェファーソン・デイヴィス ブライアン・タイリー・ヘンリー
リオ・モラレス ルナ・ローレン・ベレス
ジョージ・ステイシー シェー・ウィガム
ライラ (グレタ・リー)(英語版)
(ホバート・“ホービー”・ブラウン / スパイダー・パンク)(英語版) ダニエル・カルーヤ[11] 木村昴[9]
(パヴィトル・プラパカール / スパイダーマン・インディア)(英語版) カラン・ソーニ 佐藤せつじ[9]
(ベン・ライリー / スカーレット・スパイダー)(英語版) アンディ・サムバーグ 江口拓也[9]
(マーゴ・ケス / スパイダーバイト)(英語版) アマンドラ・ステンバーグ
ピーター・パーカー / スパイダーマン ジョシュ・キートン
スパイダーセラピスト (マイク・リアンダ)(英語版)
メリー・ジェーン・ワトソン メリッサ・シュトゥルム
実写での出演
チェン ペギー・ルー

制作段階

プロジェクト

前作の映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の公開に先駆け、ソニー・ピクチャーズ アニメーションは2018年11月の終盤までに続編映画のプロジェクトを開始。ホアキン・ドス・サントス、デヴィッド・カラーハンは、ソニーの中ではベテランとして知られており、ピクサー・アニメーション・スタジオの映画『ソウルフル・ワールド』の監督と脚本を務めている[12]。前作の映画のプロデューサーであるエイミー・パスカルも今作の続編映画に参加。フィル・ロード、クリストファー・ミラー、アヴィ・アラッド、(クリスティーナ・スタインバーグ)も、続編で再び参加される。スタイン・フェルド主演のスピンオフ映画も予定されている。前作で監督を務めたピーター・ラムジーもエグゼクティブプロデューサーとして参加される[12]。 2019年11月、ソニーが今作の続編を2022年4月8日に公開すると発表されていたが、2019年新型コロナウイルス感染拡大の影響により2022年10月7日に変更[12]スパイダーウーマンのスピンオフ映画も制作される予定で、女優の(イッサ・レイ)がスパイダーウーマンの声優を務めると発表された[5]。2021年12月5日、原題「Spider-Man: Across the Spider-Verse (Part-One)」をソニーが正式発表、2部構成となる模様[13]。後に「(Part-One)」部分が取れた現タイトルに変更された。

キャスティング

2018年12月の時点で、(シャメイク・ムーア)とヘイリー・スタインフェルドは、前作でマイルス・モラレスとグウェン・ステイシーの役を再び務めると発表している[3][5]。2019年11月には、特撮テレビドラマ『スパイダーマン』に登場する「ジャパニーズ・スパイダーマン」を本作の映画に登場させると発表[14]。ピーター・B・パーカー/スパイダーマン役もジェイク・ジョンソンが再び務める予定[7]。2021年8月にはジェシカ・ドリュー/スパイダーウーマン役に女優の(イッサ・レイ)が選出された[5]

音楽

前作の映画で作曲を担当していたダニエル・ペンバートンが2020年12月、本作の作曲も務めることが明らかになった。[15]

リリース

劇場公開

2023年6月2日に全米公開された。発表当初は2022年4月8日に公開される予定だったが、2019年新型コロナウイルスの影響により変更された[12][4]。日本では2023年6月16日に公開される予定[4][1]。また、続編となる『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』が2024年3月29日に全米公開される予定(日本公開日は未定)[4]

ホームメディア

ソニー・ピクチャーズは、2022年から2026年までに公開される複数のソニー映画について、劇場公開後から18か月の間はNetflixにて独占配信した上で、その後はとHulu並びにディズニー系のテレビ局(主にディズニー・チャンネル)での放送・配信を実施すると発表した[16]。これにより、これまで公開されてきたソニー・ピクチャーズの映画、スパイダーマンの映画シリーズも配信されることになるが、この3社の契約はアメリカに限られるため、日本でも配信されるかは不明[16]

出典

  1. ^ a b c 稲垣貴俊 (2023年4月4日). “『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』6月16日公開決定、新たな予告編&場面写真も ─ 吹替版の声優陣も続投へ”. THE RIVER. 2023年4月5日閲覧。
  2. ^ “スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース : 作品情報”. 映画.com. 2023年6月11日閲覧。
  3. ^ a b c d e “『スパイダーマン:スパイダーバース』続編決定、2022年米公開へ”. THE RIVER (2019年11月2日). 2021年8月12日閲覧。
  4. ^ a b c d ““Spider-Man: Across the Spider-Verse”<原題:スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース>全米公開日変更のお知らせ”. ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (2022年4月21日). 2022年4月23日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g “『スパイダーマン:スパイダーバース』続編にスパイダーウーマン登場!”. シネマトゥデイ (2021年6月7日). 2021年8月12日閲覧。
  6. ^ a b c “『スパイダーバース』続編、6.16日本公開!小野賢章、悠木碧、宮野真守が吹替続投”. シネマトゥデイ. (2023年4月4日). https://www.cinematoday.jp/news/N0136115 2023年4月4日閲覧。 
  7. ^ a b “『スパイダーマン:スパイダーバース』続編、ピーター・B・パーカーが再登場 ─ 並行世界の中年スパイディ、ふたたび”. THE RIVER (2021年7月25日). 2021年8月12日閲覧。
  8. ^ “『スパイダーバース』続編、関智一がスパイダーマン2099声優続投!吹替版予告編公開”. シネマトゥデイ. (2023年4月19日). https://www.cinematoday.jp/news/N0136359 2023年4月19日閲覧。 
  9. ^ a b c d “新スパイダーマン声優に木村昴、佐藤せつじ、田村睦心、江口拓也!『スパイダーバース』吹替版追加キャスト発表”. シネマトゥデイ. (2023年6月10日). https://www.cinematoday.jp/news/N0137363 2023年6月10日閲覧。 
  10. ^ “『スパイダーマン:スパイダーバース』続編、悪役が発表”. シネマトゥデイ. (2022年6月14日). https://www.cinematoday.jp/news/N0130671 2022年7月23日閲覧。 
  11. ^ “『スパイダーバース』続編にスパイダーパンク登場決定!声はオスカー俳優ダニエル・カルーヤ”. シネマトゥデイ. (2022年11月8日). https://www.cinematoday.jp/news/N0133452 2022年11月8日閲覧。 
  12. ^ a b c d “『ソウルフル・ワールド』の監督を含む新トリオが『スパイダーマン: スパイダーバース』続編の監督に就任!”. IGN Japan (2021年4月20日). 2021年8月12日閲覧。
  13. ^ “『スパイダーマン:スパイダーバース』続編2022年公開決定、初映像が到着 ─ タイトルは『SPIDER-MAN: ACROSS THE SPIDER-VERSE (PART ONE)』”. THE RIVER. 2021年12月5日閲覧。
  14. ^ “『スパイダーマン:スパイダーバース』監督、東映版スパイダーマンを熱く語る ─ 「完全に独自の世界を築いている」”. THE RIVER (2021年3月1日). 2021年8月12日閲覧。
  15. ^ “『スパイダーマン:スパイダーバース』続編、1作目の音楽家が続投へ”. THE RIVER (2020年12月16日). 2021年8月12日閲覧。
  16. ^ a b 稲垣貴俊 (2021年4月22日). “ソニー・ピクチャーズ作品、米Netflixでの配信後はディズニーへ ─ 『スパイダーマン』『ジュマンジ』など過去作品も獲得”. THE RIVER. 2021年8月12日閲覧。

外部リンク

  • Spider-Man: Across the Spider-Verse - IMDb(英語)
  • スパイダーマン:スパイダーバース (@spiderversejp) - Twitter
  • スパイダーマン:スパイダーバース (SpiderVerseJP) - Facebook
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