ジョン・サイモン

この項目では、アメリカ合衆国の音楽プロデューサーについて説明しています。イギリスの政治家については「ジョン・サイモン (初代サイモン子爵)」をご覧ください。

ジョン・サイモン（John Simon 、1941年8月11日 - ）は、コンポーザー、シンガー、セッション・ミュージシャンなど様々な形で音楽作品を生み出している、アメリカ合衆国の音楽プロデューサー。

経歴・人物

コネチカット州ノーウォーク生まれ^[1]。

1966年4月、プロデュースしたサークルの「レッド・ラバー・ボール」がビルボードHot 100の第2位を記録し名を上げる^[2]。ザ・バンドのファースト・アルバム、セカンド・アルバムをプロデュースしたことで知られる（主なプロデュース作品は後述）。

1968年公開の映画『You Are What You Eat』のために「My Name Is Jack」を提供。作詞作曲しリード・ボーカルも務めた同曲はマンフレッド・マンにカバーされ、全英シングルチャート8位を記録した。また、ムーンライダーズとピチカート・ファイヴにもそれぞれカバーされた。

1970年発表の自身のソロ『ジョン・サイモンズ・アルバム』はウッドストック産の名作と言われている。

主なプロデュース作品

• サークル 「レッド・ラバー・ボール」（1966年4月）
• 「フェイキン・イット / 君の可愛い嘘」（1967年7月）^[3]
• レナード・コーエン 『レナード・コーエンの唄』（1967年12月）
• マーシャル・マクルーハン 『メディア・イズ・ザ・マッサージ』（1967年）
• ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ 『子供は人類の父である』（1968年2月）
• ザ・バンド 『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』（1968年7月）
• ジャニス・ジョプリン（ビッグ・ブラザー・アンド・ザ・ホールディング・カンパニー名義） 『チープ・スリル』（1968年8月）
• キャス・エリオット 『Dream a Little Dream』（1968年10月）^[4]
• ザ・バンド 『ザ・バンド』（1969年9月）
• ボビー・チャールズ 『ボビー・チャールズ』（1972年）
• 佐野元春 and The Hobo King Band 『The Barn』（1997年）

ソロ・アルバム

• ジョン・サイモンズ・アルバム - John Simon's Album （1970年）
• ジャーニー - Journey （1972年）
• アウト・オン・ザ・ストリート - Out On The Street （1992年）
• ミュージック・フロム・ハーモニー・ファーム - Harmony Farm （1995年）
• ホーム - Home （1998年）
• ホーギーランド - HOAGYLAND （2000年）
• The Best And Beyond （2000年）
• No Band （2005年）

他

脚注

1. ^ John Simon | Biography & History | AllMusic
2. ^ The Cyrkle - Red Rubber Ball / How Can I Leave Her (Vinyl) at Discogs
3. ^ Simon & Garfunkel - Fakin' It (Vinyl) at Discogs
4. ^ Mama Cass* - Dream A Little Dream (Vinyl, LP, Album) at Discogs

外部リンク

• ワーナーミュージック・ジャパン - ジョン・サイモン