アベル・ジャン・ドワイアン(Abel Jean Doyen, 1907年3月8日 - 1982年4月21日)は、フランスのピアノ奏者[1][2][3][4]。
経歴
パリの生まれ[5]。9歳でパリ音楽院に入学し、(エミール・シュヴァルツ)にソルフェージュ、(ソフィー・シェネ)にピアノを学ぶ。1919年にルイ・ディエメのクラスに登録するも、同年12月にディエメが死去したため、1920年より彼のクラスを引き継いだマルグリット・ロンに師事。1922年に一等賞を得て卒業した。1925年からコンセール・コロンヌでソリストとして活動を始めたが、その後もジョルジュ・コサードに対位法を学び、ポール・ヴィダルやアンリ・ビュッセルに作曲法を学ぶなどの研鑽を続け、1937年にはパリ音楽院からフォーレ賞を贈られた。1941年から師のロンの後任としてパリ音楽院の教授に就任し、1977年まで在任した。
ヴェルサイユにて没。
註
- ^ musimem.com
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ 妹ジネット及び娘ジュヌヴィエーヴもピアノ奏者である。
- ^ 著者吉澤ヴィルヘルム、発行者矢野恵二『ピアニストガイド』株式会社青弓社、印刷所・製本所厚徳所、2006年2月10日、208ページ、(ISBN 4-7872-7208-X)