ジャストスポット

ジャストスポットとは、かつて関東地方に展開されていた日本のコンビニエンスストアチェーンである^[1]。

概要

• コンビニエンスストアチェーンのニコマートが倒産したことにより、同社の関東地区エリアFC３社が運営していた「ニコマート」各店舗を「ジャストスポット」に変更し運営していた^[1]。

ニコマートエリアFC３社

　パスコリテール(神奈川県横浜市) - 1986年に設立した^[2]。ニコマートでは神奈川地区、49店舗を担当^[1]。航空測量のパスコの子会社^[3]。

　飯野リテイル(千葉県松戸市) - ニコマートでは千葉県と埼玉県を担当^[1]。飯野海運の子会社^[4]。

　大森商店(茨城県日立市) - ニコマートでは茨城県を担当^[1]。

　

沿革

• 1993年6月 - ニコマートが事実上倒産した^[3]。
• 同年8月 - パスコリテールがニコマートとのエリアFC契約を解除した^[3]。
• 1998年4月 - ポプラがパスコリテールを買収し、同社の運営店舗の東京・神奈川の計78店舗をポプラに転換する^[2]。パスコリテールは店舗改装子会社として関東ポプラに社名変更する^[5]。
• 2002年3月5日 - ローソンが飯野リテイルを買収し、同社運営店舗の61店舗をローソンに転換する^[6]。
• 同年4月2日 - ローソンは飯野リテイルの買収を断念した。社員の待遇面で折り合いがつかなかったことが原因^[7]。
• 2003年2月 - ポプラが店舗改装子会社の関東ポプラを清算^[5]。
• 2008年1月24日 - ローソンが新鮮組本部と同年2月に業務提携し、同年5月までにローソンに店名を切り替える^[8]。

店舗数

各社統合の動き

1. ^ ^{a b c d e} 「ニコマート加盟各社の大半、本部と契約解除、独自チェーンに――店名３つに“分裂”。」『日経流通新聞』、1993年10月26日。
2. ^ ^{a b} 「パスコ、コンビニ子会社売却、来春ポプラに――航空測量に回帰。」『日経産業新聞』、1997年9月18日。
3. ^ ^{a b c} 「パスコリテール、ジャストスポット、東京都心出店に力――大手コンビニの空白狙え。」『日経流通新聞』、1993年11月25日。
4. ^ 「コンビニチェーン「ジャストスポット」、ローソンが買収。」『日本経済新聞』、2002年2月28日、夕刊。
5. ^ ^{a b} 「ポプラ、月内に、関東の店改装、子会社解散へ。」『日本経済新聞』、2002年12月5日、地方経済面 広島。
6. ^ 「飯野海運子会社の「ジャストスポット」、ローソンが買収。」『日経ＭＪ（流通新聞）』、2002年3月5日。
7. ^ 「ローソン、飯野リティル買収を見送り。」『日経ＭＪ（流通新聞）』、2002年4月2日。
8. ^ 「ローソン、「新鮮組」と２月に業務提携」『日経速報ニュースアーカイブ』、2008年1月24日。