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シンドバッド(アラビア語: السندباد、ラテン文字転写: Sindibaad)は『千夜一夜物語(アラビアンナイト)』の中の(『船乗りシンドバードの物語』(第290夜 - 第315夜))の主人公である船乗りである。名前はアラビア語で「インドの風」を意味し、インド洋航路の交易網を舞台に活躍したイスラム商人の群像を象徴する人物として命名された。
なお、シンドバッドの物語は、「千夜一夜物語」の中の一つとして世界的に知られるが、「千夜一夜物語」の本来のアラビア語の写本には存在しない物語の一つである。1704年に、アントワーヌ・ガランが、アラビア語の写本からフランス語版を出版して、ヨーロッパに初めて「千夜一夜物語」を紹介した際、アラビア語の写本には存在しない話を加えた。それは、以前から所有していたアラビア語の写本で、シンドバッドという商人の冒険物語、すなわち、このシンドバッドの物語である。
日本語表記では、シンドバッドの他に、シンドバード、シンバッドなどと記される場合もある。
作品
詳細は「(Category:船乗りシンドバードの物語を題材とした作品)」を参照
外部リンク
- 『芥川竜之介 リチャード・バートン訳「一千一夜物語」に就いて』:新字旧仮名 - 青空文庫
- 国立国会図書館「アラビアンナイトの翻訳事情」 (PDF)
- 国立民族学博物館教授 西尾哲夫「アラビアンナイト断章」全4回シリーズ