シンクロとは英語 synchronize[1] 同期する、タイミングをあわせる、(同時)に起こる」 に由来する語で、英語 sync に相当する略語。 「シンクロする」のように動詞として使うほか、次の意味をもつ。
- シンクロメッシュ機構 - 自動車のトランスミッション内部で回転の同期を取る機構。
- 電気工学分野で使われる計測器、シンクロスコープ（1970年代頃まで日本メーカーが使用したオシロスコープの商品名）の略。
- シンクロ電機 - 回転式変圧器の一種。回転角測定などに使用。
また固有名詞としても使われている。
- シンクロ (秦基博の曲)：シンガーソングライター・秦基博が2006年にリリースしたメジャーデビューシングル曲。
- (シンクロ (川嶋あいの曲))：シンガーソングライター・川嶋あいが2017年にリリースしたシングル曲。
- (シンクロ。 (Juice=Juiceの曲))：Juice=Juiceが2018年にリリースしたセカンドアルバム『(Juice=Juice#アルバム)』収録曲。
- シンクロ (little by littleの曲)：音楽ユニット・little by littleが2005年にリリースしたシングル曲。
- 神保彰と則竹裕之によるツインドラムの音楽ユニット、Synchronized DNA（シンクロナイズド・ディーエヌエー）の略称。
ほかに「シンクロ」で始まる言葉には以下のようなものがある。 いずれも同語源。
- シンクロナイゼーション (synchronization)： 自然科学・工学分野で同期。
- シンクロナイズドスイミング (synchronized swimming)：水泳種目の一つ。2017年以降、名称がアーティスティックスイミングに変更された。
- シンクロナイズドスケーティング (synchronized skating)：スケート競技の一つ。
- シンクロナイズドダイビング (synchronized diving)：水泳種目の一つ。
- シンクロニシティ (synchronicity)： 心理学・精神世界の分野で共時性。
- シンクロテープ：東京電気化学工業(東電化、現・TDK)が1953年10月から1968年12月まで発売していた音楽・一般録音用オープンリールテープの商品名。
- シンクロカセットテープ：上記のシンクロテープ同様、東京電気化学工業が1966年9月から1969年3月まで発売していた一般録音用コンパクトカセットテープの商品名。
脚注
- ^ syn-（ともに） + chronos（時間） + -ize、synchronizein （ギリシャ語）