シュタッドラー・レール(独: Stadler Rail AG)は、スイスのトゥールガウ州・ブスナングに本社を置く鉄道車両メーカーである。鉄道車両の売上高においてヨーロッパ第3位(2019年)[1]。スイス証券取引所上場企業(SIX: SRAIL)。
沿革
- 1942年 - エルンスト・シュタッドラー(Ernst Stadler)が「シュタッドラー・エンジニアリング・オフィス」をチューリッヒに設立[2]。
- 1945年 - ディーゼル機関車の製造を開始[2]。
- 1962年 - 本社をブスナングに移転[3]。
- 1984年 - 旅客車両の製造に参入[3]。
- 1995年 - モジュラー式構造を採用したGTWシリーズを発表[3]。
- 1998年 - スイス・ロコモティブ・アンド・マシン・ワークス(SLM)社に由来するアドトランツ社のラック式鉄道部門を継承[3][4]。
- 2004年 - FLIRTシリーズ運転開始[2]。
- 2005年 - 旧SLM社流れを引くのWinpro社を買収[3][4][注釈 1]
- 2010年 - 2階建て車両のKISSシリーズを発表[2]。
- 2015年 - ドイツのフォスロの鉄道車両製造部門の買収を完了[5]。
- 2019年 - スイス証券取引所に株式上場[6]。
製品
工場と子会社
スイス国内と周辺国を中心に工場を有しており、いずれも工場ごとに独立した子会社として運営されている。
スイス国内
国外
脚注
出典
- ^ “Top 10 Largest Rolling Stock Companies in the World” (英語). BizVibe. 2020年9月7日閲覧。
- ^ a b c d “About us” (英語). Stadler Rail AG. 2020年9月7日閲覧。
- ^ a b c d e “” (英語). Stadler Rail AG. 2020年9月7日閲覧。
- ^ a b 『Stadler - Von der Stollenlokomotive zum Doppelstockzug』 p.53
- ^ “Stadler completes purchase of Vossloh Rail Vehicles” (英語). レールウェイ・ガゼット・インターナショナル (2016年1月5日). 2020年9月7日閲覧。
- ^ “Successful Stadler IPO on SIX Swiss Exchange” (英語). Railtech.com (2019年4月15日). 2020年9月7日閲覧。
注釈
- ^ 旧SLM社の事業はアドトランツに売却されたが、その際にノンコア事業のラック式鉄道部門がシュタッドラーに再売却された。一方、Sulzer-Winproと社名変更されていた旧SLMの残存会社から2001年にはMBOでWinpro(Winpro AG, Winterthur)が独立して旧SLMの従業員をもって車両整備等を手がけていたほか、同じく2000年には蒸気機関車整備・生産部門がMBOによりDLM(Dampflokomotiv- und Maschinenfabrik DLM AG, Winterthur)として独立している。さらに、スイスのエンジニアリング会社であるPROSEはAdtranzの後身であるボンバルディア・トランスポーテーションから2001年に旧SLMの計測・試運転部門を買収している。
- ^ Internationale RheinRegulierung
参考文献
- Weiss, Theo (2010) (ドイツ語). Stadler - Von der Stollenlokomotive zum Doppelstockzug. Luzern: MINIREX. ISBN (9783907014332)
関連項目
外部リンク
- 公式ウェブサイト(英語)(ドイツ語)
- Stadler (stadlerglobal) - Facebook(ドイツ語)(英語)