» www.Giftbox.Az - Bir birindən gözəl hədiyyə satışı
ウィキペディアランダム
毎日カテゴリ
共有: WhatsappFacebookTwitterVK

ホリーズ

ホリーズ: The Hollies)は、イギリスの(ロックバンド)。1962年に結成され、ブリティッシュ・インヴェイジョンのアーティストのグループであり、3声のハーモニーが特徴だった。1966年に発売したシングル『バス・ストップ』でアメリカでも大ヒットを記録した。2010年にロックの殿堂入りをした。

ホリーズ
左からエリック・ヘイドック、アラン・クラーク、グラハム・ナッシュ、トニー・ヒックス、ボビー・エリオット(1964年)
基本情報
出身地 イングランド サルフォード
ジャンル
活動期間 1962年 -
レーベル
公式サイト ホリーズ公式サイト
メンバー
  • トニー・ヒックス(ギター)
  • ボビー・エリオット(ドラムス)
  • レイ・スタイルズ
  • イアン・パーカー
  • ピーター・ハワース
  • スティーヴ・ラウリ
旧メンバー メンバーを参照

来歴

アラン・クラークとグラハム・ナッシュの2人は、マンチェスター市内の小学校の同級生として出会った。2人は親友となり、ギターを弾きながら歌うコーラス・デュオを結成。エヴァリー・ブラザーズの影響をうけた「リッキー・アンド・デイン(ヤング)」というこのデュオは活動の場を広げ、エリック・ヘイドックがベーシストとして在籍していたバンドとの共演を経て、2人はヘイドックと意気投合し新バンドの結成を思い立つ。そしてドラムのドン・ラスボーン、リードギターのヴィック・ファレルを加え、1962年に「ドミネイターズ・オブ・リズム」というバンドが結成された。

同年12月、マンチェスターのライブハウス、オアシス・クラブに出演した際、楽屋でバンド名の紹介はどうするとクラブの人間に問われたメンバーは、今夜はホリーズと紹介しておいてくれと答えた[2]。後のインタビューでグレアム・ナッシュは、バディ・ホリーへのあこがれから「ホリーズ」と名付けたと回想している[3]。当時の英国北部は、加熱するビートルズ人気を受けてデビューを目指すバンドが多かった。ファレルは安定した生活を捨ててプロになることに難色を示し、バンドを脱退してしまう。ギタリスト不在となったホリーズは、アマチュア・バンド「ザ・ドルフィンズ」のギタリストで16歳のトニー・ヒックスを勧誘した。

1963年1月、ホリーズの演奏を観に訪れたロン・リチャーズは彼らの才能と可能性を確信し、すぐさまEMIのオーディションに呼び彼らは合格した。ホリーズは、パーロフォンからのデビューが決定する。1963年4月に、ホリーズのプロとして初のレコーディングが、アビー・ロードにあるEMIスタジオで行われる。ホリーズはその後、数多くの曲をこのEMIスタジオで録音することとなる。そして翌5月にシングル『(Ain't That) Just Like Me』でレコード・デビューし、全英シングルチャートで最高位25位を獲得した[4]。だが、ラスボーンの技量に満足していなかったリチャーズはドラマーの交代を勧め、ラスボーンはロード・マネージャーに転向。新しいドラマーには、ヒックスの「ザ・ドルフィンズ」時代の僚友であったボビー・エリオットが加入した。これで、クラーク、ナッシュ、ヒックス、エリオット、ヘイドックの5人体制が完成した。

3枚目のシングルでありカバー曲でもある『ステイ』[注 1]が初の全英トップ・テン入りを果たした。1964年1月に発売したファースト・アルバム『ステイ・ウィズ・ザ・ホリーズ』は、全英2位の大ヒットを記録する。この人気により、デビュー1年未満の新人バンドでありながら、3月にはNMEポールウィナーズ・コンサート出演の栄誉を勝ち取ることとなった。1966年のシングル「バス・ストップ[注 2]は全英シングルチャートで最高位5位[4]Billboard Hot 100でも最高位5位を獲得し、ホリーズは世界的な知名度を獲得した。

1967年6月、サイケデリック色の強いアルバム『エヴォリューション』を発表。同年シングルでは「オン・ア・カルーセル」「キャリー・アン」(作詞作曲はグラハム・ナッシュ)などを発表しヒットさせた。同年11月にはコンセプト・アルバム『バタフライ』を発表。このアルバムと、次のアルバムでボブ・ディランを取り上げることについて、時期尚早と難色を示したグラハム・ナッシュは1968年末に脱退。しかし、ナッシュは7枚のアルバムに参加し、活動期間は長かったとも言える。ナッシュは、バーズを脱退したデヴィッド・クロスビーバッファロー・スプリングフィールドスティーブン・スティルスと共にを結成した。後にニール・ヤングも加わり、となった。なおナッシュ離脱前の1968年4月に、来日公演を果たしている。

一方のホリーズは1969年2月、スウィンギング・ブルー・ジーンズのテリー・シルヴェスターを加えシングル「ごめんねスザンヌ」を発表。また同年5月、アルバム『ホリーズ・シング・ディラン』を発表した。また、70年には「ヒー・エイント・ヘビー・ヒーズ・マイ・ブラザー」をヒットさせている。1972年には「ロング・クール・ウーマン(喪服の女)」が全米でもヒットした。1974年に発売されたシングル「安らぎの世界へ」[注 3]もヒットしている。

その後は、1980年代にカムバック・ヒットを放ったのが目立つ程度だが、グループは音楽活動を継続し、ファンを喜ばせた。1996年、『Buddy Holly Tribute - Not Fade Away』に収録の「Peggy Sue Got Married」はバディ・ホリーのオリジナル音源にホリーズがコーラスと演奏を加えたものである。このレコーディングのためにナッシュが一時的に復帰した。2000年にアラン・クラークが癌の妻を看病するため脱退。ザ・ムーブ のカール・ウェインが後任として加入するも2004年に他界。その後、ピーター・ハワースが加入し、2006年には23年ぶりのアルバム『ステイン・パワー』、2009年にはピーター・ハワース加入後2作目のアルバム『ゼン・ナウ・オールウェイズ』を発表した。

2010年、ロックの殿堂入りを果たした[5]

メンバー

現在のラインナップ
  • トニー・ヒックス (Tony Hicks) – リードギター、バック・ボーカル (1963年–)
  • ボビー・エリオット (Bobby Elliott) – ドラム (1963年–)
  • レイ・スタイルズ (Ray Stiles) – ベース (1986年–1990年、1991年–)
  • イアン・パーカー (Ian Parker) – キーボード (1991年–)
  • ピーター・ハワース (Peter Howarth) – リード・ボーカル、リズム・ギター (2004年–)
  • スティーヴ・ラウリ (Steve Lauri) – リズム・ギター、バック・ボーカル (2004年–)
旧メンバー
  • アラン・クラーク (Allan Clarke) : リード・ボーカル、ハーモニカ、ギター (1962年-1971年、1973年-1978年、1978年-1999年)
  • グラハム・ナッシュ (Graham Nash) : リズム・ギター、ボーカル (1962年-1969年、1982年-1983年、1995年-1996年)
  • エリック・ヘイドック (Eric Haydock) : ベース (1962年-1966年)
  • ドン・ラスボーン (Don Rathbone) : ドラム (1962年-1963年)
  • バーニー・カルヴァート (Bernie Calvert) : ベース、ピアノ (1966年-1981年)
  • テリー・シルヴェスター (Terry Sylvester) : リズム・ギター、ボーカル (1969年-1981年)
  • ミカエル・リックフォース (Mikael Rickfors) : リード・ボーカル、ハーモニカ、ギター (1971年-1973年)
  • アラン・コーツ (Alan Coates) : ギター、ボーカル (1981年-2004年)
  • デニス・ハインズ (Denis Haines) : キーボード (1981年-1988年)
  • スティーヴ・ストラウド (Steve Stroud) : ベース (1981年-1985年)
  • カール・ウェイン (Carl Wayne) : リード・ボーカル (2000年-2004年)

ディスコグラフィ

アルバム

イギリス盤

  • 『ステイ・ウィズ・ザ・ホリーズ』 - Stay with The Hollies (1964年)
  • 『イン・ザ・ホリーズ・スタイル』 - In The Hollies Style (1964年) ※旧邦題『これがホリーズ・スタイル』
  • 『ホリーズ』 - Hollies (1965年) ※旧邦題『ホリーズ登場!』
  • 『ウッド・ユー・ビリーヴ?』 - Would You Believe? (1966年)
  • 『フォー・サーテン・ビコーズ』 - For Certain Because (1966年)
  • 『エヴォリューション』 - Evolution (1967年)※旧邦題『栄光のホリーズ』
  • 『バタフライ』 - Butterfly (1967年)
  • 『ホリーズ・シング・ディラン』 - Hollies Sing Dylan (1969年)
  • 『ホリーズ・シング・ホリーズ』 - Hollies Sing Hollies (1969年)
  • 『コンフェッションズ・オブ・ザ・マインド』 - Confessions of the Mind (1970年)
  • 『ディスタント・ライト』 - Distant Light (1971年)
  • 『ロマニー』 - Romany (1972年)
  • 『アウト・オン・ザ・ロード』 - Out on the Road (1973年)
  • Hollies (1974年)
  • Another Night (1975年)
  • Write On (1976年)
  • 『ロシアン・ルーレット』 - Russian Roulette (1976年)
  • A Crazy Steal (1978年)
  • 『531-7704』 - Five Three One-Double Seven o Four (1979年)
  • バディ・ホリー』 - Buddy Holly (1980年)
  • ホワット・ゴウズ・アラウンド』 - What Goes Around... (1983年)
  • 『ステイン・パワー』 - Staying Power (2006年)
  • Then, Now, Always (2009年)

アメリカ盤

  • 『ヒア・アイ・ゴー・アゲイン』 - Here I Go Again (1964年)
  • 『ヒア!ヒア!』 - Hear! Here! (1965年)
  • 『ビート・グループ!』 - Beat Group! (1966年)
  • 『バス・ストップ』 - Bus Stop (1966年)
  • Stop! Stop! Stop! (1967年)
  • Evolution (1967年)
  • Dear Eloise / King Midas in Reverse (1967年)
  • Words and Music by Bob Dylan (1969年)
  • He Ain't Heavy, He's My Brother (1969年)
  • 『ムーヴィング・フィンガー』 - Moving Finger (1970年)
  • Distant Light (1972年)
  • Romany (1972年)
  • Out on the Road (1973年)
  • Hollies (1974年)
  • Another Night (1975年)
  • A Crazy Steal (1978年)
  • What Goes Around... (1983年)

シングル

基本的にUKでのリリースに基づく。

  • "(Ain't That) Just Like Me" / "Hey What's Wrong With Me" (1963年)
  • サーチン」 - "Searchin'" / "Whole World Over"
  • "Stay" / "Now's The Time"
  • "Just One Look" / "Keep Off That Friend of Mine" (1964年)
  • "Here I Go Again" / "Baby That's All"
  • "We're Through" / "Come on Back"
  • 「イエス・アイ・ウイル」 - "Yes I Will" / "Nobody" (1965年)
  • 「アイム・アライヴ」 - "I'm Alive" / "You Know He Did"
  • 「恋は窓から」 - "Look Through Any Window" / "So Lonely"
  • 「(恋をするなら)」 - "If I Needed Someone" / "I've Got a Way of My Own"
  • 「アイ・キャント・レット・ゴー」 - "I Can't Let Go" / "Running Through the Night" (1966年)
  • バス・ストップ」 - "Bus Stop" / "Don't Run And Hide"
  • 紳士泥棒のテーマ」 - "After The Fox" / "The Fox-Trot" (Side B not by the Hollies)
  • 「(ストップ・ストップ・ストップ)」 - "Stop! Stop! Stop!" / "It's You"
  • 「(恋のカルーセル)」 - "On a Carousel" / "All the World Is Love" (1967年)
  • キャリー・アン」 - "Carrie Anne" / "Signs That Will Never Change" (1967年)
  • 「キング・マイダス」 - "King Midas in Reverse" / "Everything Is Sunshine" (1967年)
  • 「ジェニファー・エクルス」 - "Jennifer Eccles" / "Open Up Your Eyes" (1968年)
  • 「リッスン・トゥ・ミー」 - "Listen to Me" / "Do the Best You Can" (1968年)
  • ごめんねスザンヌ」 - "Sorry Suzanne" / "Not That Way at All" (1969年)
  • 「兄弟の誓い」 - "He Ain't Heavy, He's My Brother" / "'Cos You Like to Love Me" (1970年)
  • 「迷える僕」 - "I Can't Tell the Bottom From the Top" / "Mad Professor Blyth" (1970年)
  • 「懐かしのガソリン・アレー」 - "Gasoline Alley Bred" / "Dandelion Wine" (1970年)
  • "Hey Willy" / "Row the Boat Together" (1971年)
  • 「ロング・クール・ウーマン (喪服の女)」 - "Long Cool Woman in a Black Dress" / "Cable Car" (1972年)
  • "The Baby" / "Oh Granny"
  • "Magic Woman Touch" / "Indian Girl"
  • "The Day That Curly Billy Shot Down Crazy Sam Mcgee" / "Born a Man" (1973年)
  • 「安らぎの世界へ」 - "The Air That I Breathe" / "No More Riders" (1974年)
  • "Son of a Rotten Gambler" / "Layin' to the Music"
  • "I'm Down" / "Hello Lady Goodbye"
  • "Sandy (4th Of July, Asbury Park)" / "Second Hand Hang-Ups" (1975年)
  • "Boulder to Birmingham" / "Crocodile Woman" (1976年)
  • "Star" / "Love Is the Thing"
  • "Daddy Don't Mind" / "C'mon"
  • "Wiggle That Wotsit" / "Corrine"
  • "Hello to Romance" / "48 Hour Parole" (1977年)
  • "Amnesty" / "Crossfire"
  • "Something to Live For" / "Song of the Sun" (1979年)
  • "Soldier's Song" / "Draggin' My Heels" (1980年)
  • "Heartbeat" / "Take Your Time"
  • "Holliedaze" / "Holliepops" (1981年)
  • "Take My Love and Run" / "Driver"
  • ストップ・イン・ザ・ネイム・オブ・ラヴ」 - "Stop! In the Name of Love" / "Musical Pictures" (1983年)
  • "Too Many Hearts Get Broken" / "You're All Woman" (1985年)
  • "This Is It" / "You Gave Me Strength" (1987年)
  • "Reunion of the Heart" / "Too Many Hearts Get Broken"
  • "He Ain't Heavy, He's My Brother" / "Carrie" (1988年, Reissue)
  • "Find Me a Family" / "No Rules" (1989年)
  • "Purple Rain / Naomi" / "Two Shadows" (1990年, On sale at concert venues only)
  • "The Woman I Love" / "Purple Rain (Live)" (1993年)
  • "Hope" / "Shine on Me" (2005年)
  • "So Damn Beautiful" / "Too Much Too Soon" (2006年)

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ ドゥーワップ・グループ、モーリス・ウィリアムズ&ゾディアックスの全米ヒットのカバーである。
  2. ^ グレアム・グールドマンの作曲。
  3. ^ アルバート・ハモンドの作曲。

出典

  1. ^ a b c d Unterberger, Richie. The Hollies | Biography & History - オールミュージック. 2020年11月7日閲覧。
  2. ^ Dawn Eden, 30th Anniversary essay, March 1993, in 30th Anniversary Collection.
  3. ^ Kerns, William. “Holly's influence will not fade away”. Lubbockonline.com. 2021年1月6日閲覧。
  4. ^ a b “HOLLIES | full Official Chart History”. Official Charts Company. 2020年11月7日閲覧。
  5. ^ “2010年度ロックの殿堂入りアーティスト決定”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2009年12月16日). https://www.barks.jp/news/?id=1000056496 2020年11月7日閲覧。 

関連項目

外部リンク

  • The Hollies (英語)
ウィキペディア、ウィキ、本、library、論文、読んだ、ダウンロード、自由、無料ダウンロード、mp3、video、mp4、3gp、 jpg、jpeg、gif、png、画像、音楽、歌、映画、本、ゲーム、ゲーム。