ザカリー・アダム・ネト(Zachary Adam Neto, 2001年1月31日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ出身のプロ野球選手(遊撃手)。右投右打。MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属。
経歴
プロ入り前
高校時代はMLBドラフトでは指名されず、キャンベル大学へ進学した。
大学では(二刀流)選手としてプレーした。初年度の2020年は(新型コロナウイルスの感染拡大の影響)によってリーグ戦が縮小されたため、野手としては3試合の出場、投手としては1試合の登板のみだった。
2年目の2021年は野手としては44試合に出場して打率.405、12本塁打、58打点、12盗塁を記録した。投手としては11試合(先発1試合)に登板して4勝0敗、防御率3.43、16奪三振を記録した。
3年目の2022年は野手としては53試合に出場して打率.407、15本塁打、50打点、19盗塁を記録した。投手としては4試合に登板して1勝0敗3セーブ、防御率3.86、8奪三振を記録した。
プロ入りとエンゼルス時代
2022年のMLBドラフト1巡目(全体13位)でロサンゼルス・エンゼルスから指名され[2]、20日に契約を結んだ(契約金は約350万ドル)[3]。契約後はA+級(トリシティ・ダストデビルズ)とAA級ロケットシティ・トラッシュパンダズの2球団でプレーし、合計で37試合に出場して、打率.299、5本塁打、27打点、5盗塁を記録した[4]。
2023年はAA級ロケットシティで開幕を迎え、4月15日にメジャー契約を結び(アクティブ・ロースター)入り。同日のボストン・レッドソックス戦で「8番・遊撃手」で先発出場し、2022年のMLBドラフトで指名された選手として最速でメジャーデビューを果たした[5][6]。
選手としての特徴
打撃では独特なレッグキック打法から安打を量産し、守備では内野の全ポジションをこなせる。投手としては最速93mph(約149.7km/h)を計測していた[7]。
詳細情報
背番号
- 9(2023年 - )
脚注
- ^ “Zach Neto Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年4月18日閲覧。
- ^ “Angels select SS Zach Neto with first pick (13th overall) in 2022 MLB Draft” (英語). MLB.com (2022年7月17日). 2022年8月17日閲覧。
- ^ “2022 MLB Draft: Angels Agree To Terms With First-Round Pick Zach Neto And Break Record With 11th-Round Signing”. Angels Nation (2022年7月26日). 2022年8月16日閲覧。
- ^ “Zach Neto Amateur, College & Minor Leagues Statistics”. Baseball-Reference.com. 2023年5月8日閲覧。
- ^ Rhett Bollinger (2023年4月16日). “Surprise! Angels call up No. 2 prospect Neto for MLB debut” (英語). MLB.com. 2023年4月18日閲覧。
- ^ “エンゼルス・ネトがメジャー昇格、MLB22年ドラフト組一番乗り フレッチャーが3Aに降格”. 日刊スポーツ (2023年4月16日). 2023年5月18日閲覧。
- ^ 「2022MLB新人ドラフト総括 2022年ドラフト1〜2巡目指名選手リスト」『隔月刊スラッガー』2022年9月号 日本スポーツ企画出版社 74頁
関連項目
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、Baseball-Reference、Fangraphs、Baseball-Reference (Register)
- Zach Neto stats MiLB.com (英語)
- Zach (@ZachNeto25) - Twitter