ザウバー・C17 (Sauber C17) は、ザウバーが1998年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。開発責任者はレオ・レス。1998年シーズンの開幕戦から最終戦まで使用された。
カテゴリー | F1 |
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コンストラクター | ザウバー |
デザイナー | レオ・レス |
先代 | ザウバー・C16 |
後継 | ザウバー・C18 |
主要諸元 | |
シャシー | カーボンファイバー ハニカム コンポジット |
サスペンション(前) | ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド, インボード・スプリング/ダンパー |
サスペンション(後) | ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド, インボード・スプリング/ダンパー |
エンジン | ペトロナス SPE-01D(フェラーリ) 75度 V10 |
トランスミッション | ザウバー製 6速 縦置き セミAT |
燃料 | ペトロナス |
タイヤ | グッドイヤー |
主要成績 | |
チーム | レッドブル ザウバー ペトロナス |
ドライバー | 14. ジャン・アレジ 15. ジョニー・ハーバート |
コンストラクターズタイトル | 0 |
ドライバーズタイトル | 0 |
初戦 | 1998年オーストラリアグランプリ |
1998年シーズン
チーム3年目となるジョニー・ハーバートに加えて、ベネトンから移籍したジャン・アレジがドライブした。
1998年は中位グループから抜け出ることのできないチームの位置を確認するシーズンとなった。車は速く信頼性もあったものの、ポイント獲得の常連となることはできなかった。アレジとハーバートはポイント獲得寸前の7位に5回入った。
アレジはオーストリアGP予選で2位、ベルギーGP決勝で3位表彰台と、得意とする雨絡みのレースで活躍をみせた。ハーバートは開幕戦オーストラリアGPで6位に入り1ポイントを獲得したものの、その後はポイント圏外のフィニッシュを続け、次第にモチベーションを失っていった。彼は翌シーズンスチュワートへの移籍を決心し、代わってペドロ・ディニスがチームに加入することとなる。
チームは結局10ポイントを獲得し、コンストラクターズ6位でシーズンを終えた。
F1における全成績
((key)) (太字はポールポジション)
参照
- AUTOCOURSE 1998-99, (Henry, Alan) (ed.), Hazleton Publishing Ltd. (1998) (ISBN 1-874557-43-8)