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サークル活動（サークルかつどう）は、いずれも共通の趣味・興味を持つ仲間が個人的に集まったサークル/団体での活動のこと[1][2]。
大学内のほか企業内や市民サークルとしての活動もまた多く存在する。大学の学生課外活動は 部活とサークルに大別されている[1]。同好会とも言われる[2]。
サークルの問題や事件
大学の「部活」は金銭的支援や活動空間などを得ている代わりに当該大学の代表的役割を果たすのに対し、「サークル」は自由度が大きい代わりに活動環境は十分には保証されない。
大学から最低限の条件を満たしたと判断されている「公認サークル」、そうではない「非公認サークル」が存在する。カルト団体や宗教活動、マルチ勧誘の隠れ蓑的に使われることもあるため大学当局から注意喚起されている[1][3]。
大学の部活と比較すると大学サークルは度々未成年飲酒による死亡事故や性的暴行事件など各種問題が起きている。慶応大学は2015から2016年までで3つのサークル(学生団体)を未成年飲酒事故を起こしたことで無期限活動停止処分した。ただし、2014年10月に慶応大学から無期限活動停止を命じられた学生団体が、一年後の2015年10月には再開許可されている[4]。同志社大学のダンスサークルの合宿で、2016年にアルコールを周囲に促されて一気飲みした同学一年19歳の男子学生が急性アルコール中毒で死亡した[5]。
インカレサークルと諸問題や事件
「サークル活動」の名目で集めた仲間や他大学サークルと交流し、異性と触れ合うことで性的関係を持つ事を実際の主目的とする、又はそういうメンバーが多くいる性交目的サークルは、「ヤリサー」と呼ばれる[6]。
その中でも高学歴大学の男子学生と(学外)女子学生で構成されるインカレは特に問題が起きている。「ヤリサー」の最たるモノが早稲田大学、東京大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学、学習院大学、日本大学といった首都圏の名門大学の学生ら計14人が 準強姦罪で実刑判決を受けることになる早稲田大学公認イベサーのインカレサークルによる組織的集団レイプが発覚したスーパーフリー事件である[7][8]。
インカレサークル「TL(トゥルーラブ)」幹部らが、元メンバーの男子大学生の首を東京・西麻布の路上で絞めた強盗行為で、イベサー運営者であるナンバー3の日本大学商学部4年とナンバー4の同大国際関係学部4年を逮捕した。同インカレサーはイベントサークルを装ったマルチ商法構造の「イベント勧誘サークル」であり、入会時に学生証など身分証明書のコピーを取り、契約書にサインさせ、辞めたい際に10万円以上の退会費を請求していた。このマルチサークルは、2014年にナンバー3の商学部生の兄が立ち上げ、約10人の幹部と約150人のメンバーで構成されていた[9]。
脚注
- ^ a b c 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,デジタル大辞泉プラス,大学事典,世界大百科事典内言及, 精選版. “サークルとは？ 意味や使い方”. コトバンク. 2023年2月27日閲覧。
- ^ a b “同好会（どうこうかい）の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書”. goo辞書. 2023年3月10日閲覧。
- ^ “危険な団体による勧誘について :: 法政大学”. www.hosei.ac.jp. 2023年2月27日閲覧。
- ^ “学生団体 処分相次ぐ 危険飲酒行為に厳格処置 | 慶應塾生新聞オンライン” (2016年1月31日). 2023年2月27日閲覧。
- ^ “サークル合宿で一気飲み死亡 男子学生遺族と同志社大学が和解 謝罪や和解金の支払いはなし（ABCニュース）”. Yahoo!ニュース. 2023年2月27日閲覧。
- ^ “ヤリサーの意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書”. www.weblio.jp. 2023年2月27日閲覧。
- ^ “Creepy Nuts・DJ松永が早稲田大学の学園祭で"揶揄"し物議 スーパーフリー事件とは｜ニフティニュース”. ニフティニュース. 2023年2月27日閲覧。
- ^ “スーフリ事件の「和田サン」手記報道 被害者が語る卑劣な手口と“素顔”のギャップ (2019年2月18日)”. エキサイトニュース. 2023年2月27日閲覧。
- ^ “強盗で逮捕､イベントサークルの異様な実態”. 東洋経済オンライン (2018年12月14日). 2023年2月27日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 『(サークル活動)』 - コトバンク