サラトフ・ガガーリン空港（ロシア語: Международный Аэропорт Гагарин、ロシア語: Saratov Gagarin Airport）は、ロシア連邦沿ヴォルガ連邦管区サラトフ州サラトフにある空港である。
| サラトフ・ガガーリン空港 Международный Аэропорт Гагарин Saratov Gagarin Airport | |
|---|---|
| 空港ターミナルビル | |
| IATA: GSV - ICAO: UWSG | |
| 概要 | |
| 国・地域 | ロシア |
| 所在地 | サラトフ |
| 種類 | 公共 |
| 所有者 | サラトフ州政府 |
| 運営者 | Airports of Regions |
| 標高 | 31.4 m (103 ft) |
| 座標 | 北緯51度42分46秒 東経46度10分16秒 / 北緯51.71278度 東経46.17111度座標: 北緯51度42分46秒 東経46度10分16秒 / 北緯51.71278度 東経46.17111度 |
| 公式サイト | 公式ウェブサイト |
| 地図 | |
| GSV GSV GSV | |
| 滑走路 | |
| リスト | |
| 空港の一覧 | |
沿革（サラトフ中央空港時代を含む）
サラトフ中央空港時代
1945年～1991年の冷戦期には、サラトフは航空宇宙産業で重要な都市だったため外国人の立入は禁止される閉鎖都市だった。そのため原則外国人は乗り継ぎであっても空港に降り立つことが出来なかった。
2018年、ロシア連邦政府はサラトフを拠点に運航するサラトフ航空（ロシア語: Саратовские авиалинии）の運航を停止したと発表した。理由としては同年二月に発生したサラトフ航空703便墜落事故後に発覚した整備不良であった。
ハブにする唯一の航空会社を失った当空港は2019年4月20日の最終便まで、アエロフロート航空のモスクワ便のみ運行されていた。
サラトフ・ガガーリン空港開港後
2014年、空港の運営者”Airports of Regions”が新空港をサラトフに作ると発表。[1]
2015年、空港の工事が開始。総工費は７～10億ルーブルであった。[2]
2019年8月20日、サラトフ・ガガーリン空港が開港、ソビエト連邦崩壊後に作られた三番目の空港である。
命名騒動
空港の運営者”Airports of Regions”は秘密裏に施工会社に空港名を伝えていたが、開港前の8月に施工会社が運営者に無断でガガーリン空港と命名した、理由としてはサラトフの宇宙産業の躍進を支えた英雄としてユーリ・ガガーリンの名前を付ける方が良いとのことだった。開港後同じくユーリ・ガガーリンの名前を冠しているオレンブルク中央空港と間違えられる事案が発生している。[3][4]
就航航空会社と就航都市
国内線
| 航空会社 | 就航都市 |
|---|---|
| アエロフロート・ロシア航空 | モスクワ/シェレメーチエヴォ |
| イルアエロ航空 | (ミネラニェティー・ヴォディ)、モスクワ/ドモジェドヴォ、シンフェローポリ、サンクトペテルブルグ、ソチ、エカテリンブルグ[5] |
| ペガサス・フライ | モスクワ/シェレメーチエヴォ |
| ポベダ | モスクワ/ヴヌーコヴォ、サンクトペテルブルグ[6] |
| S7航空 | モスクワ/ドモジェドヴォ |
| UTエアー | スルグト（季節運航便） |
国際線
| 航空会社 | 就航都市 |
|---|---|
| アズール・エア | ドバイ/アール・マクトゥーム（季節運航便）[7] |
| ロイヤル・フライト | ドバイ/アール・マクトゥーム（季節運航便）[8] |
| エリーンエア | テッサロニキ・マケドニア（季節運航便）[9] |
空港アクセス
バス
サラトフの市街地へ毎時1本のシャトルバスが走っている。（所要時間40分）
鉄道
サラトフ空港駅まで空港ターミナルからプロムナードが通じている。ロシア鉄道沿ヴォルガ鉄道支社によりサラトフI駅までアエロエキスプレスが運航されている。又、サラトフ近郊の都市へ近郊列車が運行されている。
道路
船
空港に隣接するヴォルガ川のドックから市内へ船便がある（所要時間2時間）。サラトフ州政府は船便の需要の増加の為高速艇を新しく造船する事を決定した。
事故
2020年現在、サラトフ・ガガーリン空港で事故は一度も発生していない。
脚注
- ^ “В новом аэропорту Саратова начали строить терминал” (ロシア語). Авиатранспортное обозрение (2017年6月30日). 2020年2月15日閲覧。
- ^ “Объем инвестиций в строительство аэропорта в Сабуровке снизился на треть”. stroysar.ru. 2020年2月15日閲覧。
- ^ “Аэропорт в Сабуровке назовут в честь Гагарина” (ロシア語). Свободные. 2020年2月15日閲覧。
- ^ “Названо имя нового аэропорта в Сабуровке”. www.4vsar.ru. 2020年2月15日閲覧。
- ^ “Озвучены графики вылетов из саратовского аэропорта в Сочи и Симферополь — Регион 64” (ロシア語). sarnovosti.ru. 2020年2月15日閲覧。
- ^ “Объем инвестиций в строительство аэропорта в Сабуровке снизился на треть”. stroysar.ru. 2020年2月15日閲覧。
- ^ “В новый аэропорт «Гагарин» придут «Уральские авиалинии»” (ロシア語). www.kommersant.ru (2019年8月23日). 2020年2月15日閲覧。
- ^ “В новый аэропорт «Гагарин» придут «Уральские авиалинии»” (ロシア語). www.kommersant.ru (2019年8月23日). 2020年2月15日閲覧。
- ^ “Ellinair S20 network additions as of 07JAN20” (英語). Routesonline. 2020年2月15日閲覧。
- ^ “Выделенные федерацией 750 миллионов пустят на строительство дороги к новому аэропорту” (ロシア語). Свободные. 2020年2月15日閲覧。
関連項目
外部リンク
https://gsv.aero/en/公式サイト英語版
https://gsv.aero/公式サイトロシア語版