サボ (フランス語: sabot 他)
サボ
- 日本ではヨーロッパの木靴をいう。ヤナギ、ブナ、クルミなど、耐水性のある堅い木の生木を十分に枯らした木塊をくりぬいてつくる。
- 古代から用いられていたが、現代でもフランスのブルターニュ地方や、オランダなどの農民に履かれており、男女とも同型である。
- 語源はアラビア語のzaboto。本来フランスの木靴をサボ、オランダの木靴はクロンプklompという。
- 甲部に粗い皮をつけた厚い木底の履き物もサボとよぶ。サボは靴の原型の一つと考えられるが、起源は明らかでない。似たものは日本や朝鮮にもみられる。
- 耐水・耐久性に富むヤナギ,クルミ,ブナなどの堅い木で作った靴。生木を数ヵ月日光にさらし,十分枯らしてから内部をくりぬく。
- 古代エジプトやローマにもあり,中世ヨーロッパで広く用いられ,現在でもフランスやオランダの民族衣装に見られる。無飾のもの,黒塗のもの,また甲に革製のベルトがついたものなどがある。
Sabot
人物
「サボー」も参照
ハンガリー系の姓「Szabó」(ハンガリー語以外では綴りは変わりうる)。
- ラズロ・サボ (Szabó László) - フランス・ハンガリーの俳優・映画監督 (1936–)。
- ゾルタン・サボ (Золтан Сабо, Zoltan Sabo) - セルビアのサッカー選手 (1972–)。
- ジャン=フィリップ・サボ (Jean-Philippe Sabo) - フランスのサッカー選手 (1987–)。