鯖神社(さばじんじゃ)は神奈川県中部の境川中流域、横浜市泉区・瀬谷区、藤沢市北部、大和市南部にかけて12社ある、「サバ」と読む社名を持つ(あるいは過去に持っていた)神社。ただし、12社のうちには現在では神社と見なされない小さな祠が含まれ、神奈川神社庁の神社検索では11社しか確認できない。
由来
社により鯖以外に左馬、佐婆、佐波とも表記され、地名にちなむ名に改名したもの(七ツ木神社・飯田神社)もある。祭神は源義朝(9社)もしくは源満仲(3社)(神社合祀等により他の神々を合わせて祀るようになった神社もある)。語源については、源義朝が左馬頭(さまのかみ)だったためともいうが、諸説あり詳細は不明。
七さば巡り
古来から7社の鯖神社に参拝し(7社がどの鯖神社を指すかは文献により異なる)息災を祈る「七さば巡り」「七さばまいり」なる風習があったことで知られる。一日でこの七左馬をお参りすることで疱瘡、麻疹(はしか)、百日咳などの悪病除けになるという。「サバ参り」あるいは「相模七左馬」とも言う。
各地の鯖神社
脚注
注釈
出典
参考文献
- 「大庭庄 石川村 鯖明神社」『大日本地誌大系』 第38巻新編相模国風土記稿3巻之60村里部高座郡巻之2、雄山閣、1932年8月。(NDLJP):1179219/139。
外部リンク
- - ウェイバックマシン(2013年2月12日アーカイブ分) - 上記神社検索で出てこない藤沢市西俣野の左馬明神社も含めて、12社すべての鯖神社を訪ねている。
- サバ神社巡り - 12社すべての訪問マップ。各神社の参道の位置や、神社間の徒歩ルートも記載されている。