形態
体盤長69.5 cm[2]。全長は2mほどで、そのうちの尾は全長の半分をわずかに超えている。体はひし形で、前縁は実質的にまっすぐで、後縁はわずかに凸状、目の周りにいくつかの黄色がかった斑点が点在する。 色は均一に暗褐色からオリーブグリーンで、腹側の部分は白く、縁が暗くなっている[3]。 毒棘は35cmの変形した歯状突起で、時々折れて再生する[3]。 刺されると激しい痛みと重傷を引き起こす。
分布
北東大西洋、地中海、アフリカ沿岸から南のセネガルまで分布[2]。沿岸ラグーン、浅い湾、河口に生息する[2]。砂地や泥地の海底、まれに岩礁域で見られる[3]。小型の無脊椎動物を捕食する[3]。卵胎生であり、妊娠期間は約4か月で、4-7匹の仔が生まれる[2]。
人との関わり
毒があるため釣り人にとっては危険。 鰭は燻製、塩干し、魚粉や油用として販売されている。
脚注
- ^ “WoRMS - World Register of Marine Species - Dasyatis pastinaca (Linnaeus, 1758)”. www.marinespecies.org. 2023年3月14日閲覧。
- ^ a b c d “Dasyatis pastinaca, Common stingray : fisheries, gamefish”. fishbase.mnhn.fr. 2023年3月14日閲覧。
- ^ a b c d “Raie pastenague • Dasyatis pastinaca • Fiche poissons” (フランス語). 2023年3月14日閲覧。