『コミックチャージ』(Comic CHARGE)は、角川書店が2007年3月から2009年1月まで刊行していた青年漫画雑誌。
概要
角川書店初の青年コミック誌として、主に30代から50代の男性をターゲット層とした内容で2007年3月20日に創刊。キャッチコピーは「働く男を充電(チャージ)する!」。隔週刊、毎月第1・第3火曜日発売。B5判、定価290円。
角川文庫や角川映画などからの漫画化作品や、ブログを原作とする作品など、掲載作品のほとんどが原作付きとなっていた。
2009年1月20日発売の2月3日号を以て廃刊した[1]。連載作品のほとんどが完結しているが、中には未完のまま終了した作品もある。2009年7月には実質的な後継誌として『ヤングエース』が創刊された。
発行部数
※いずれも公称。
- 創刊号 - 40万部
- 2007年 - 30万部
廃刊まで連載されていた作品
※作品名は五十音順
- (ASAHIYAMA-旭山動物園物語-)(漫画:本庄敬 原作:森由民)
- (あんハピっ!)(藤沢とおる)
- 五百蔵酒店物語(漫画:(西岡恭子) 原作:(小堀洋))
- いざかやくん(尾古瀬あきら)
- 企業の犬(ほりのぶゆき)
- グラスホッパー(漫画:井田ヒロト 原作:伊坂幸太郎)
- 黒鷺死体宅配便(漫画:山崎峰水 原作:大塚英志) ※月刊少年エースより移籍
- ジュテーム わたしはけもの(漫画:陽香 原作:鎌田敏夫)
- 女子大生会計士(漫画:左菱虚秋 原作:山田真哉)
- 赤面JC(倉田真由美)
- 打撃女医サオリ(矢上裕)
- 多重人格探偵サイコ(漫画田島昭宇 原作:大塚英志) ※月刊少年エースより移籍
- 地を這う魚(吾妻ひでお)
- 投資アドバイザー 有利子(漫画:こしのりょう 原作:幸田真音)
- (デス・スウィーパー)(きたがわ翔)
- 成りあがり〜矢沢永吉物語〜(漫画:きたがわ翔 原作:矢沢永吉)
- Bite! グリーンを狙え(高橋功一郎)
- ひでおのロリアル探検隊(吾妻ひでお)
- 迷子マン(中山昌亮)
- (マンガ家田中K一がゆく!)(田中圭一)
- 壬生義士伝(漫画:ながやす巧 原作:浅田次郎) ※別冊少年マガジンに移籍
- MSW 相談室、ナツミです(漫画:(大倉かおり) 原作:(さくらいもとこ) 監修:(宮内佳代子))
- 八雲百怪(漫画:森美夏 原作:大塚英志)
- 龍の首領(ロンドン)(漫画:(パトリック・ユー) 原作:梶研吾)
- 麗子物語(坂井久仁江)
- (レディイーグル)(漫画:千葉きよかず 原作:鳴海章)
- 我が妻との闘争(漫画:金平守人 原作:(呉エイジ))
廃刊までに連載を終了した作品
- 御庭番 明楽伊織(あけらいおり)(森田信吾)
- ココロのマイク1(ワン)(内田かずひろ)
- 120kg編集者が70kgに!?((藍澤麻衣))
- DTマティック((石川たくみ))
- HOVER!(高田靖彦)
- スモールワールド(作画:花小路ゆみ 原作:サタミシュウ 脚色:(松本ひなつ))
- (サラリーマン田中K一がゆく!)(田中圭一)
- ジョーモンCEO(しりあがり寿)
- 家族八景(漫画:清原なつの 原作:筒井康隆)
- うちのネコが訴えられました!?(若林健次・(山田タロウ))
- (こちら がむしゅー探偵事務所!)(漫画:陽香 原作:(江島一二三))
- 神の手を持つ男(漫画:本そういち 監修:福島孝徳)
- へっポコ!((石川勝也)・渋谷直角)
- オール1の落ちこぼれ、教師になる(漫画:清水洋三 原作:宮本延春)
- バンケン BANGKEN(漫画:(ちくやまきよし) 原作:夏緑)
- 鉄のほそ道(はしもとみつお)
- ラーメン王子(漫画:阿部潤 監修:大崎裕史)
- 花屋=式(漫画:紅林直 原作:(中尾礼))
- ぶっちぎりCA(大和田秀樹)
カドカワチャージコミックス
掲載作品の単行本は、2007年12月26日創刊のカドカワチャージコミックスより刊行されていた。B6判である点を始め『カドカワコミックス・エース』とほぼ同じ装丁となっている。『コミックチャージ』の休刊に伴いレーベルも終了した。後継誌『ヤングエース』では本レーベルは継承されず、『月刊少年エース』と同じ(カドカワコミックス・エース)より単行本が発売されている。
脚注
- ^ 角川書店:コミックチャージが休刊 出版不況で2年の歴史に幕