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滑稽(こっけい)は、中国古代の歴史書『史記』中の列伝の篇名として知られる用語であり、当時は、饒舌なさまを表した。後世には、転じて笑いやユーモアと同義語として日本にも伝わり、滑稽本などを生んだ。
一説[誰?]には、滑稽の語源は、
古代の『楚辞』、揚雄の『法言』や、『史記』に立伝される人物の滑稽は、全て弁舌鮮やかなさまを表しており、笑いの要素は含まれていない。但し、滑稽として取り上げられた人物の中には、(優孟)(ゆうもう)や(優旃)(ゆうせん)のような俳優が含まれていた。その、おどけた、ウィットに富んだ言動が、笑いやユーモアと通じるため、後世[いつ?]、笑いやユーモアに富んださまを、滑稽と表現するように転じたものと考えられている。
関連項目
参考文献
- 大室幹雄 『滑稽:古代中国の異人(ストレンジャー)たち』 評論社、1975年(のち、岩波書店〈岩波現代文庫〉、2001年12月 (ISBN 4-00-600069-3)(ISBN-13 978-4-00-600069-1))