コタトゥア(インドネシア語:Kota Tua)は、インドネシアの首都ジャカルタにある歴史地区。かつてオランダ植民地のバタヴィアがあった所である。Kota Tuaの意味は「古町」である。通称はコタ。
歴史
バタヴィアの町は初め海岸に造られ、次第に内陸部に拡大していった。コタはバタヴィアで最も古い地区であるため「古バタヴィア」と呼ばれることもある。オランダ人は本国の町と同じように運河を張り巡らし、オランダ式の建物を建設した。町は事実上オランダ東インド会社によって支配されており、居住者の大半は交易に携わっていた。南西に華僑の居住区が造られ、中華街として存続している。
観光
今日、ジャカルタの中心は内陸部のムルデカ広場周辺であり、地元ではコタ地区は「町外れ」というのが一般的な認識である。市当局は歴史的街並みを活用して地区を活性化する意向で、観光施設の整備を進めている[1]。
脚注
- ^ “じゃかるた新聞”. 2022年12月10日閲覧。