概要
コスタ・クラシカ級の1番船で、1991年12月7日、イタリアのフィンカンティエリ社マルゲーラ工場で竣工。1992年1月24日フォートローダーデールで命名式を行い、1月25日よりカリブ海クルーズに就航した。船価は3億2500万ドルで、竣工当時最高船価の客船であった。また、同型の2番船「コスタ・ロマンチカ」(現:コスタ・ネオロマンチカ)が1993年に建造された。
客室は全部で658室あり、そのうちの438室が海側に面している。2009年よりアジア地域に配船され、日本への来航は、2009年4月14日に那覇に寄港したのが初であった。
2010年10月18日未明中国長江河口でベルギー船籍の貨物船と衝突。船体に20メートル程度の亀裂が発生し、一部浸水したが自力航行で上海に到着、シンガポールにて修理。[2]
2014年には大規模改装を受け「コスタ・ネオコレクション」シリーズの一隻として「コスタ・ネオクラシカ」に改名し、その後2018年3月をもってバハマ・パラダイスクルーズラインに売却。現在は同社の「グランド・クラシカ」として運用されている[1]。
日本への寄港
地理的に中国に近い博多港や、上海と天津への定期航路がある神戸港などに、中国からのショートクルーズ客を乗せて寄港していた。
同型船
- 2番船 「コスタ・ロマンティカ(Costa Romantica)」
- 1993年9月竣工。
ギャラリー
船首
船尾
ブリッジ
ファンネル
参考文献
- 海人社『世界の艦船 増刊 世界のクルーズ客船 2009-2010』2009年12月号増刊 No.716
- 海人社『世界の艦船』1992年4月号 No.449
- 海人社『世界の艦船』1992年7月号 No.452
- 船舶技術協会『船の科学』1992年6月号 第45巻第6号
- 海事プレス社『クルーズシップ・コレクション2012-2013』4月臨時増刊
ウェブ出典
外部リンク
- 船舶の情報と現在位置 - MarineTraffic.com