艦歴
グランパスはチャタム工廠で建造された。1934年8月20日起工。1936年2月25日進水。1937年3月10日就役。
第二次世界大戦では、最初中国沿岸で活動した後地中海に移動した。
1940年6月10日に「グランパス」はマルタから出撃し[1]、13日にシチリア島のアウグスタ沖に機雷を敷設した[2]が、機雷敷設成功の連絡後音信不通となった[1]。
「グランパスは」以下の経緯で撃沈された。6月16日16時30分、イタリア第13水雷隊(「(チルチェ)」、「(クリオ)」、「(カリオペ)」、「(ポルーチェ)」)が対潜掃討実施のためシラクサから出撃[3]。19時2分に「チルチェ」艇長は潜望鏡発見の報告を受け[4]、19時4分に「チルチェ」は爆雷を投下[2]。「クリオ」もそれに続いて爆雷攻撃を行った[2]。3番艦の「ポルーチェ」では19時3分に魚雷2本を発見[5]。それを回避後「ポルーチェ」は爆雷攻撃を開始し、その攻撃によって「グランパス」は撃沈された[6]。乗員は全員戦死した。
脚注
参考文献
- David Greentree, British Submarine vs Italian Torpedo Boat: Mediterranean 1940–43, Osprey Publishing, 2016
- A.S Evans, Beneath the Waves: A History of HM Submarine Losses 1904-1971, Pen & Sword Maritime, (ISBN 9781473802674) (Kindle版)