グディソン・パーク (Goodison Park)は、イングランド・マージーサイド州・リヴァプールに位置するサッカー専用スタジアムである。ライバルであるリヴァプールFCのホームスタジアム・アンフィールドとは、公園を挟んで2km(直線距離で600m)ほどしか離れていない。
グディソン・パーク Goodison Park ザ・グランド・オールド・レディ The Grand Old Lady | |
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施設情報 | |
所在地 | イングランド リヴァプール |
位置 | 北緯53度26分20秒 西経2度57分59秒 / 北緯53.43889度 西経2.96639度座標: 北緯53度26分20秒 西経2度57分59秒 / 北緯53.43889度 西経2.96639度 |
開場 | 1892年8月24日 |
取り壊し | 2024年予定 |
所有者 | エヴァートンFC |
運用者 | 同上 |
グラウンド | Dessoグラスマスター |
ピッチサイズ | 100m × 68m |
建設費 | 3,000ポンド |
設計者 | ケリー・ブラザーズ ヘンリー・ハートリー アーチボルド・リーチ |
使用チーム、大会 | |
エヴァートンFC (1892年-2024年 ) 1966 FIFAワールドカップ | |
収容人員 | |
39,414人 | |
アクセス | |
(カークデール駅)より徒歩15分 |
歴史
現使用者のエヴァートンFCは創設時、アンフィールドを本拠地として使用していた。しかし、当時アンフィールドのオーナーであった(ジョン・ホールディング)がエヴァートンFCに対して賃上げを要求したため、エヴァートンFCはこれを拒否し、グディソン・パークに移転した。
このグディソン・パークはイングランドで初のサッカー用スタジアムとして開場。1892年8月24日に開場し、9月3日のノッティンガム・フォレストFC戦がリーグ戦での最初の使用であった。1894年にはFAカップ決勝戦[1] にも使用された。
2021年2月23日にエヴァートンFCの新スタジアム建設計画がリバプールの市議会で、1か月後の3月26日にはイギリス政府によりそれぞれ承認されることになった。新スタジアムはリバプールの北西部ブラムリー・ムーア・ドックに建設され、収容人数は5万2888人で2024-25シーズンに開場を予定している。グディソン・パークに関しては8200万ポンド(約121億円)をかけて再開発が行われ、住宅や医療施設、レジャー施設などに生まれ変わる予定[2]。
施設概要
スタンド
- 北スタンド (グディソン・ロード・スタンド) : 12,664人収容
- 南スタンド (バレンス・スタンド) : 10,546人収容
- 東スタンド (ハワード・ケンドール・グウェレディース・ストリート・エンド) : 10,661人収容
- 西スタンド (サー・フィリップ・カーター・パーク・スタンド) : 5,750人収容
開催された主な試合
日付 | ホームチーム | 結果 | アウェーチーム | ラウンド |
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1966年7月12日 | ブラジル | 2-0 | ブルガリア | (1966 FIFAワールドカップ グループ3) |
1966年7月15日 | ハンガリー | 3-1 | ブラジル | |
1966年7月19日 | ポルトガル | 3-1 | ブラジル | |
1966年7月23日 | ポルトガル | 5-3 | 朝鮮民主主義人民共和国 | (1966 FIFAワールドカップ準々決勝) |
1966年7月25日 | 西ドイツ | 2-1 | ソビエト連邦 | (1966 FIFAワールドカップ準決勝) |
- 国内大会
日付 | ホームチーム | 結果 | アウェーチーム | ラウンド |
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1894年3月31日 | ノッツ・カウンティFC | 4-1 | ボルトン・ワンダラーズFC | (FAカップ1894決勝) |
1910年4月28日 | ニューカッスル・ユナイテッドFC | 2-0 | バーンズリーFC | (FAカップ1910決勝 (再試合)) |
ギャラリー
外観1
外観2
外観3
内観1
内観3
スタジアム外にあるディキシー・ディーン像
関連項目
脚注
- ^ ノッツ・カウンティ対ボルトン・ワンダラーズFC
ノッツ・カウンティが4対1で勝利した。 - ^ “エバートン新スタジアム、政府の承認受け建設へ”. ヤフースポーツ (2021年3月27日). 2021年3月28日閲覧。
外部リンク
- グディソン・パーク - StadiumDB.com
- グディソン・パーク - The Evarton Collection