クルードラゴン エンデュランス

クルードラゴン「エンデュランス」（ドラゴン C210）はスペースXによって製造されたクルードラゴン宇宙船で、NASAの(商業乗員輸送計画)（英語版）の下で製造されて運用されている。2021年11月11日に、ISS第66次長期滞在の一部となるスペースX Crew-3ミッションの一部として国際宇宙ステーションに向けて人員輸送のために打ち上げられた。

エンデュランス
Crew-3打ち上げに先立って、LC-39Aの格納庫に到着したエンデュランス
種類	有人宇宙カプセル
種別	ドラゴン2
名の由来	(エンデュアランス号)（英語版）
開発者	スペースX
製造番号	C210
飛行履歴
最初の飛行	スペースX Crew-3 2021年11月11日 02:03:31 UTC
打ち上げ場所	ケネディ宇宙センター、(LC-39A)
飛行数	1
ISS dockings	1回
ドラゴン2宇宙機 « (C209) (C211) »

来歴

2021年10月7日に、ドラゴンC210が「エンデュランス」（英語: Endurance、「忍耐力」「我慢強さ」）と呼ばれることが発表された^[1]。(ラジャ・チャリ)（英語版）宇宙飛行士は、この名称が宇宙機を組み立て、それを飛ばす予定の宇宙飛行士を訓練したスペースXとNASAのチームの栄誉を称えたものであると述べている。この作業者たちは新型コロナウイルス感染症の大流行を耐え抜いた。この名称は(エンデュアランス号)（英語版）、シャクルトンの帝国南極横断探検隊の栄誉を称えたものでもある。3本マストの帆船は、南極到着前に氷に閉じ込められて1915年に沈没した^[2]。

エンデュランスは2021年11月11日（UTC）に(ファルコン9ブロック5)に搭載されてケネディ宇宙センター、(LC-39A)から打ち上げられ、国際宇宙ステーションでの6か月におよぶミッションに向けてNASAの宇宙飛行士である(ラジャ・チャリ)（英語版）、(トーマス・マーシュバーン)（英語版）および(ケイラ・バロン)（英語版）と、ESAの飛行士の(マティアス・モーラー)（英語版）を輸送した。

飛行

ミッション	徽章	打上日（UTC）	着陸日（UTC）	乗組員	期間	備考	結果
Crew-3		2021年11月11日 02:03:31 UTC^[3]	2022年5月6日 04:43 UTC	(ラジャ・チャリ)（英語版）   (トーマス・マーシュバーン)（英語版）   (ケイラ・バロン)（英語版）   (マティアス・モーラー)（英語版）	561日 20時間	長期ミッション、第66次/第67次長期滞在クルーの4名をISSに輸送。	成功
Crew-5				(ニコール・オーナプー・マン)（英語版）   (ジョシュ・A・カサダ)（英語版）   若田光一 未定		長期ミッション、第67次/第68次長期滞在クルーの4名をISSに輸送。	計画

脚注

1. ^ “We have a capsule name!” (英語). Twitter. 2021年10月7日閲覧。
2. ^ “Astronauts choose "Endurance" as name for new SpaceX crew capsule”. Spaceflight Now (2021年10月8日). 2021年10月8日閲覧。
3. ^ Sempsrott, Danielle (2021年10月30日). “NASA, SpaceX Adjust Next Space Station Crew Rotation Launch Date”. NASA. 2021年10月30日閲覧。

外部リンク

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