クルロタルシ類(Crurotarsi)あるいは腿跗類[1] (たいふるい[1]) は、主竜形類に属する爬虫類の一群である。
概要
植竜類と主竜類に分けられる[1]。主竜類は更に鰐類を含む偽鰐類と、鳥類を含む鳥頸類に分けられる[1]。
クルロタルシ類は三畳紀において大いに繁栄しており、多くの系統を輩出した多様性を誇り、陸上生態系において支配的地位にあった。しかし、三畳紀末期の大量絶滅で大打撃を受け多くの種が絶滅し、恐竜にその地位を譲ることになる。三畳紀末期を生き残ったワニ類はジュラ紀や白亜紀においてかなりの多様性をもったが、恐竜や翼竜を絶滅させた白亜紀末期の大量絶滅で打撃を受け、多様性は減少した。その後、新生代でもワニ類はある程度の繁栄と多様性を取り戻したが、寒冷化などの地球環境の変化を受け、現生の半水生の種だけが生き残っている。
分類
- 主竜形類 Archosauriformes
脚注
参考文献
- パーカー, スティーヴ 著、日暮雅道・中川泉 訳、養老孟司 日本語版監修 編『生物の進化大事典』三省堂、2020年6月9日、228頁。ISBN (978-4385162409)。