カボ・デルガード州あるいはカーボ・デルガード州(Província de Cabo Delgado)は、モザンビーク北東部にある州である。面積は82,625km2、人口は1,525,634人(2002年)である。州都はペンバ(Pemba)、旧称ポルト・アメリア(Porto Amélia)。
地理
ほとんどが丘陵地で、南にナンプーラ州、西にニアサ州、北にタンザニアのムトワラ州と接し、東部にインド洋と面する。海岸に沿うように平野がある。沖合いにシーラカンスが発見されたことで有名なコモロ諸島(コモロ連合)・キリンバス諸島が浮かぶ。
州の北東の端、タンザニアとの国境の(ロヴマ川)河口付近に、州名カボ・デルガードの由来となった(デルガド岬)(Cabo Delgado)がある。
住民は(マクア族)、マコンデ族など。
治安
2010年代後半から、州内でイスラム系武装組織(アル・シャハブ[注釈 1])の活動が活発化。町や村を襲撃して組織の白黒の旗を掲げるとともに、2020年には州政府庁舎を襲撃する事件も起こした[1]。
「(デルガド岬の反乱)」も参照
2020年、アル・シャバーブは天然ガス施設のある沿岸地域を掌握、内陸部に進攻し始めた。同年12月における避難民の数は、ペンバに到着した数だけでも13万人を越える規模となった[2]。
下位行政区画
- (アンクアベ郡)
- (バラマ郡)
- (チウレ郡)
- (イボ郡)
- (マコミア郡)
- (メクフィ郡)
- (メルコ郡)
- (モシンボア・ダ・プライア郡)((モシンボアダプライア郡))
- (モンテプエス郡)((モンテプエズ郡))
- (ムエダ郡)((ムウェダ郡))
- (ムイドゥンベ郡)
- (ナムノ郡)
- (ナンガーデ郡)((ナンガデ郡))
- (パルマ郡)
- (メトゥージェ郡)((メトゥージ郡))
- (キサンガ郡)