カムデン・プルキネン(英語: Camden Pulkinen、2000年3月25日 - )は、アメリカ合衆国、コロラドスプリングス出身の男性フィギュアスケート選手(男子シングル)。2022年世界選手権5位。2017年ジュニアグランプリファイナル2位。
カムデン・プルキネン Camden PULKINEN |
デイモン・アレン
ベッキー・カルヴィン
ドリュー・ミーキンス
カレン・ゲゼル
トム・ディクソン
パスカーレ・カメレンゴ
ジョシュア・ファリス
獲得メダル | |||||||||
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人物
タイ生まれの母親、フィンランドとフランスの血を引く父親の元に生まれ、姉が一人いる[1]。競技生活と並行して、2022年9月からコロンビア大学 コロラドスプリングス校で企業金融学を学ぶことを自身のInstagramで発表した[1]。
経歴
2005年にフィギュアスケートを始める。2014年にアリゾナ州のスケートクラブに移籍しカレン・ゲゼルに師事を受ける。
2015-2016シーズン、全米選手権のジュニアクラスで11位、リレハンメルユースオリンピックで7位となった。
2016-2017シーズン、ジュニアグランプリシリーズに参戦しJGPタリン杯で9位となった。全米選手権のジュニアクラスでは2位となり銀メダルを獲得した。
2017-2018シーズン、ジュニアグランプリシリーズのオーストリア杯で優勝し、続くバルティック杯も銀メダルを獲得してジュニアグランプリファイナルへの進出を決めた。ファイナルでは銀メダルを獲得した。全米選手権のジュニアクラスでは優勝し世界ジュニア選手権の代表に選ばれた。世界ジュニア選手権ではSPで17位になるもFSで追い上げ総合6位になった。
2018-2019シーズン、2年連続でジュニアグランプリファイナルに進出。同大会ではSP首位発進を果たすも、FSは最下位の6位で総合5位に終わった。初出場となった全米選手権シニアクラスは12位に終わるも、その後おこなわれた世界ジュニアチームキャンプにより、世界ジュニア選手権の代表に選出された[2]。同大会のSPでは激戦を制し首位に立ったが、FSではミスを連発し総合8位に終わった。シーズン終了後、3年間師事したトム・ザカライセックの元を離れ、コーチをタミー・ギャンビルとデイモン・アレンに変更した[3]。
主な戦績
マークが付いている大会はISU公認の国際大会。
国際大会(シニア) | ||||||||
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大会/年 | 2015 -16 | 2016 -17 | 2017 -18 | 2018 -19 | 2019 -20 | 2020 -21 | 2021 -22 | 2022 -23 |
世界選手権 | 5 | |||||||
四大陸選手権 | 11 | 12 | ||||||
GPエスポー | 5 | |||||||
GP NHK杯 | 11 | |||||||
GPロシア杯 | 7 | |||||||
GPスケートアメリカ | 9 | |||||||
GP中国杯 | 8 | |||||||
GPスケートカナダ | 4 | 5 | ||||||
CSフィンランディア杯 | 14 | |||||||
CSゴールデンスピン | 6 | |||||||
CSオータムクラシック | 5 | |||||||
CS アルペントロフィー | 6 | |||||||
CS USクラシック | 4 | 3 | ||||||
クランベリー杯 | 8 | |||||||
フィデラルフィアサマー | 11 | 4 | 5 | |||||
国内大会 | ||||||||
全米選手権 | 11 J | 2 J | 1 J | 12 | 7 | 8 | 5 | |
国際大会(ジュニア) | ||||||||
ユースオリンピック | 7 J | |||||||
世界Jr.選手権 | 6 | 8 | ||||||
JGPファイナル | 2 | 5 | ||||||
JGPチェコスケート | 2 | |||||||
JGPバルティック杯 | 2 | |||||||
JGPオーストリア杯 | 1 | 1 | ||||||
JGPタリン杯 | 9 |
- J - ジュニアクラス
詳細
パーソナルベストは太字で表示
2022-2023 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2022年11月25日-27日 | ISUグランプリシリーズ エスポーグランプリ(エスポー) | 7 72.45 | 5 157.47 | 5 229.92 |
2022年10月21日-23日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ノーウッド) | 5 75.07 | 8 143.99 | 5 219.06 |
2022年9月12日-16日 | ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシック(レークプラシッド) | 3 77.44 | 4 142.05 | 3 219.49 |
2021-2022 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2022年3月21日-27日 | 2022年世界フィギュアスケート選手権(モンペリエ) | 12 89.50 | 3 182.19 | 5 271.69 |
2022年1月18日-23日 | 2022年四大陸フィギュアスケート選手権(タリン) | 14 57.58 | 7 146.81 | 12 204.39 |
2022年1月3日-9日 | 2022年全米フィギュアスケート選手権(ナッシュビル) | 6 90.16 | 5 170.25 | 5 260.41 |
2021年11月26日-28日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(ソチ) | 5 83.47 | 9 154.50 | 7 237.97 |
2021年11月12日-14日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(東京) | 11 55.53 | 11 137.65 | 11 193.18 |
2021年10月7日-10日 | (ISUチャレンジャーシリーズ) フィンランディア杯(エスポー) | 6 75.51 | 15 128.73 | 14 204.24 |
2021年9月14日-17日 | USクラシック(ソルトレイクシティ) | 6 66.84 | 4 142.15 | 4 208.99 |
2021年8月11日-15日 | クランベリー杯(ボストン) | 10 61.13 | 8 118.37 | 10 179.50 |
2020-2021 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2021年1月11日-21日 | 2021年全米フィギュアスケート選手権(ラスベガス) | 7 80.08 | 9 140.02 | 8 220.10 |
2020年10月23日-24日 | ISUグランプリシリーズ (スケートアメリカ)(ラスベガス) | 9 69.09 | 7 138.73 | 9 207.82 |
2019-2020 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2020年2月4日-9日 | 2020年四大陸フィギュアスケート選手権(ソウル) | 10 84.66 | 11 142.16 | 11 226.82 |
2020年1月20日-26日 | 2020年全米フィギュアスケート選手権(グリーンズボロ) | 7 79.19 | 7 156.89 | 7 236.08 |
2019年12月5日-7日 | ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピン(ザグレブ) | 5 76.04 | 7 143.53 | 6 219.57 |
2019年11月8日-10日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(重慶) | 4 78.92 | 9 139.75 | 8 218.67 |
2019年10月25日-27日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ケロウナ) | 2 89.05 | 4 155.73 | 4 244.78 |
2019年9月12日-14日 | ISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシック(オークビル) | 5 81.34 | 6 134.91 | 5 216.25 |
2018-2019 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2019年3月4日-10日 | 2019年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ザグレブ) | 1 82.41 | 9 134.27 | 8 216.68 |
2019年1月18日-27日 | 全米フィギュアスケート選手権(デトロイト) | 8 78.39 | 15 121.48 | 12 199.87 |
2018年12月5日-9日 | ジュニアグランプリファイナル(バンクーバー) | 1 80.31 | 6 117.37 | 5 197.68 |
2018年11月14日-17日 | CS アルペン杯(インスブルック) | 4 71.85 | 6 124.70 | 6 196.55 |
2018年9月26日-29日 | ISUジュニアグランプリ JGPチェコスケート(オストラヴァ) | 1 81.01 | 5 131.44 | 2 212.45 |
2018年8月29日-9月1日 | ISUジュニアグランプリ JGPオーストリア杯(リンツ) | 2 76.15 | 1 147.80 | 1 223.95 |
2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2018年3月5日-11日 | 2018年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ソフィア) | 17 62.31 | 4 145.57 | 6 207.88 |
2017年12月28日-2018年1月7日 | 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(サンノゼ) | 1 67.88 | 1 151.41 | 1 219.29 |
2017年10月4日-7日 | ISUジュニアグランプリ バルティック杯(グダニスク) | 4 68.52 | 1 140.83 | 2 209.35 |
2017年8月31日-9月2日 | ISUジュニアグランプリ オーストリア杯(ザルツブルク) | 1 66.34 | 1 137.46 | 1 203.80 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2017年1月14日-22日 | 全米フィギュアスケート選手権(カンザスシティ) | 1 73.41 | 2 124.24 | 2 197.65 |
2016年9月28日-10月2日 | ISUジュニアグランプリ タリン杯(タリン) | 9 60.44 | 9 111.25 | 9 171.69 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2016年2月12日-21日 | リレハンメルユースオリンピック(ハーマル) | 7 57.91 | 8 108.68 | 7 166.59 |
2016年1月15日-24日 | 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(セントポール) | 11 46.80 | 10 98.59 | 11 145.39 |
プログラム使用曲
シーズン | SP | FS |
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2021-22 | 映画『ムーラン・ルージュ』より Come What May 歌:ユアン・マクレガー、ニコール・キッドマン | ベサメ・ムーチョ 作曲:コンスエロ・ベラスケス 歌:イル・ディーヴォ |
2020-21 | Caruso 歌:ジョシュ・グローバン 振付:ジョシュア・ファリス | Close Your Eyes 曲:Rhodes |
2019-20 | 映画『ラスト・エンペラー』サウンドトラックより The Last Emperor / Rain 作曲:坂本龍一 振付:ステファン・ランビエール | |
2018-19 | オブリビオン 作曲:アストル・ピアソラ 演奏:ルチア・ミカレッリ 振付:ステファン・ランビエール | 映画『ウエスト・サイド物語』より 作曲:レナード・バーンスタイン |
2017-18 | フィックス・ユー ボーカル:コールドプレイ | 練習曲作品10-12 作曲:フレデリック・ショパン |
2016-17 | ピアノ協奏曲第1番 作曲:フリッツ・ライナー、バイロン・ジャニス | サラバンド 作曲:グローバス |
2015-16 | パガニーニの主題による狂詩曲 演奏:デイヴィッド・ギャレット | 映画『ローン・レンジャー 』より 作曲:ハンス・ジマー |
脚注
外部リンク
- 国際スケート連盟によるカムデン・プルキネンのバイオグラフィー(英語)
- カムデン・プルキネン 公式サイト
- カムデン・プルキネン (@CamdenPulk) - Twitter
- カムデン・プルキネン (@campulk) - Instagram