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概要
カニミソは、加熱したカニの甲羅(頭胸部の背甲)をはがしたときに見られる茶色から濃緑色の味噌状・ペースト状の部位である。
カニやエビなど節足動物の中腸腺は、食物の消化と栄養素の貯蔵に大きな役割を果たしている器官であるが、脊椎動物における肝臓と膵臓の機能をあわせ持つものとみなして、古くは「肝膵臓」とも呼ばれた。
食べ方
カニミソは、茹でガニ・蒸しガニなどでカニ肉と共に供されるほか、カニ肉等から分離した形でも食材として用いられる。食材としてのカニミソは、ケガニのものが最も美味とされ、他に、ズワイガニ、ガザミ、上海蟹などのカニミソが好んで食べられる。
カニミソの利用方法は、寿司のネタとして軍艦巻にされたり、そのままご飯に掛けて食べる事もある。 甲羅酒の際に甲羅の中で酒にカニミソを溶かし出し飲まれることもある[1]。
なお、ヤドカリの仲間であるタラバガニやハナサキガニにもカニミソはあり、食べられないことはないが、独特の油っぽい風味と加熱しても固まらない特性から食材としては重視されておらず、身に生臭さが移ることを防ぐために茹でる前に取り除かれるのが一般的となっている。
米国などでは一般に食べないため、シーフードの料理店などで無料でもらえることもある。
脚注
- ^ “お宝!日本の「郷土」食 18[鳥取県境港市]:農林水産省”. 2022年12月30日閲覧。