「オール・オブ・ミー」(All of Me)は、(ジェラルド・マークス)と(セイモア・シモンズ)が1931年に作曲したポピュラーソングであり、またジャズ・スタンダードである。
最初(ベル・ベイカー)により録音され、(ポール・ホワイトマン)とルイ・アームストロングによる1932年のレコードで大ヒットし、その時代の最も録音された歌の1つになった。ジョニー・レイによる1952年の再演も成功した。
著名なヴァージョンはビリー・ホリデイ、ルイ・アームストロング、(ミルドレッド・ベイリー)、ベニー・グッドマン、テディ・ウィルソンの1941年、(カウント・ベイシー・オーケストラ)、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、ディーン・マーティン、フランク・シナトラ、フランキー・レイン、(デラ・リーズ)、ジョニー・レイ、ジャンゴ・ラインハルト、ウィリー・ネルソン、(ジャン・フライ・シドウェル)、マイケル・ブーブレ、(ロッキン・ベリーズ)等がある。
1970年代のテレビショウ(サンフォード・アンド・サン) のエピソードでは、レッド・フォックス(スキャットマン・クローザースによるギター参加)が短いが記憶に残るヴァージョンを歌う。『オール・オブ・ミー』はまたマペット・ショー のエピソードでポール・ウィリアムズとともに2頭のモンスターにより歌われる。この歌は1984年のスティーヴ・マーティン/リリー・トムリンの(同じ名前)の映画で顕著に取り上げられている。さらに近年、ピア・ザドラ、アン・マレー、(ジェイソン・ダニエリー)により録音された。また、この歌のパンク・ロック演奏がNOFXにより録音された。(チェルシー・クロムバッハ)はこの歌を彼女のデビューアルバムLook for the Silver Lining のために歌った。ローレンス・ジュバーはまたこの歌を全てアコースティックのヴァージョンで彼の演奏により歌い録音した。それは彼の2007年のアルバムPCH で取り上げられた。マイケル・ブーブレはアルバム『(クレイジー・ラヴ)』でそれのカヴァーを発表した。
ジャズの変遷
「オール・オブ・ミー」はリアル・ブックのほとんどの版にある。通常スウィング・フィールで演奏する。
関連項目
- (1930年代ジャズスタンダードの一覧)