オールドデルフト(英: Old Delft 、蘭: De Oude Delft )は1939年オランダ[1]のデルフト市アウデ・デルフト街36番地に設立されたレンズメーカー。設立当初は、創立者オスカー・J・ファン・レールス(Oscar J. van Leers )にちなみファン・レールス光学工業(Van Leers Optische Industrie )と呼ばれていた。正式名称はデ・アウデ・デルフト(De Oude Delft )だが日本では英語名が通称とされた。2008年現在、レンズは製造していない。
一般スチルカメラ用ではアルパ[1]、コンタックス、(エクサクタマウント)、(ライカLマウント)[1]、M42マウント等にレンズを供給していた。
1960年代にカメラのレンズ生産を止め、X線撮影機材、電子機器などの総合メーカーとなった。
1984年には双眼鏡用対物カタディオプトリック光学系で米国特許4487483を取っている[2]。設計者のF・J・フェルステークは明るく、安価に製作でき、しかも像質を落とさぬよう3枚構成で苦心して設計した[2]。光学プラスチックによりさらに軽量化でき、この場合の材料も明細書に指定されている[2]。
1990年には市内のフェレーニッヒテ・インストゥルメンテンファブリーケン・エンラフ=ノニアス(Verenigde Instrumentenfabrieken Enraf-Nonius )と合併、デルフト・インストゥルメンツ(Delft Instruments )となった。医療機器とくに放射線や超音波を対象にしたハード・ソフトウェア製造を行っている。
レンズ製品一覧
ブランドはアルフィナー(Alfinar )[1]、アルフィノン(Alfinon )[1]、アルグラー(Algular )[1]、アレファー(Alefar )[1]、デルファー(Delfar )、デルカ(Delca )、ミノール(Minor )等が使われた。
アルパマウント
アルパ第一世代用、第二世代以降用ともレンズを製造している[1]。