オープン仮想化フォーマット(Open Virtualization Format、略してOVF)は、仮想機械のイメージフォーマット形式である。 この規格によって、さまざまな種類の仮想機械のディスクイメージなどを相互にやり取りすることが出来る。
沿革
本規格は、DMTFの管理イニシアチブによって作られた。参画した会社は、ノベル、デル、 ヒューレット・パッカード、IBM、マイクロソフト、(Enomaly)、VMware、XenSource (シトリックス・システムズ)である。
データ構成
OVFファイルはXMLで記述されており、仮想機械に関するさまざまな属性情報が記載されている。 一般には、このOVFファイルと、各種イメージ (Xen, KVM, VMware) などをtar形式で1つのファイルにまとめたOpen Virtualization Format Archive(略してOVA)ファイル形式で提供される。
実装
一例として、次の仮想機械で利用可能である。
外部リンク
- DMTFの日本語ポータル
- オープン仮想化フォーマット(OVF)
- 仕様など
- Open Virtualization Format Specification
- VMAN
- OVF Whitepaper [古い]
- DMTFのOVFに関するプレスリリース
- OVFに関する歴史(英語)
- Open Virtualization Format Specification
- 実装など
- Open OVF project(オープンソースによるOVF実装)
- open OVF Wiki
- Open OVFリリース広報
- プロポーザル資料(XenSummit 2008BostonやKVMSummit2008での発表資料)
- VMwareによるOVFツール
- VMware Studio 1.0
- Kensho(見性) Project
- Xen用ゲストのOVF機能とXenServerとのCIMによる制御機能を提供
- Open OVF project(オープンソースによるOVF実装)
- OVFに準拠しているアプライアンスの例
- Turnkey Linux Virtual Appliance