経歴
(クロムパヒ)(Krompachy)の生まれ。ブラティスラヴァの学校で学び、(スロヴァキア国立歌劇場)などで研鑽を重ねる。1974年、(ブダペスト国際指揮者コンクール)で第3位になる[1]。
1984年から1986年まで(スロヴァキア国立歌劇場)首席指揮者を務める一方、ウィーン国立歌劇場、ヒューストン・オペラをはじめ世界の主要な歌劇場でたびたび客演指揮をする。1991年から2001年までスロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団で首席指揮者を務め、1995年から2010年現在まで音楽監督を務めている。その在任の間に、1996年ブラティスラヴァ国際音楽祭のオープニング・コンサートでマーラー交響曲第8番「千人の交響曲」を同地初演し、その功績によりスロヴァキアの「今年の国民大賞」を受賞。1997年にはスロヴァキア国立歌劇場オペラ・バレエ音楽総監督を務め、『トスカ』の新プロダクションや同劇場日本公演を成功へと導き、その手腕は高く評価されている。
また、2011-2012年シーズンからはヴラディミール・ヴァーレクの後任として、プラハ放送交響楽団の首席指揮者に就任した。
日本との関係では、1988年から新星日本交響楽団(2001年に現東京フィルハーモニー交響楽団と合併)の首席客演指揮者、1993年から首席指揮者・芸術顧問を務めるなどしており、日本でもおなじみである。現在同楽団の名誉指揮者である。
スメタナ、ドヴォルザークを得意としているのは勿論だが、スロヴァキア・フィルとの来日公演や在京オケとの共演したマーラー、チャイコフスキーも非常に充実した演奏を披露している。
脚注
先代 ? | スロヴァキア放送交響楽団首席指揮者 1977–1990 | 次代 ? |
先代 ? | (スロヴァキア国立歌劇場音楽監督) 1984–1986 | 次代 ? |
先代 アルド・チェッカート | スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者 1991–2001 | 次代 イルジー・ビエロフラーヴェク |
先代 佐藤功太郎 | 新星日本交響楽団首席客演指揮者、首席指揮者 1988–1999 | 次代 パスカル・ヴェロ |
先代 ヴラディミール・ヴァーレク | プラハ放送交響楽団首席指揮者 2011-2018 | 次代 (アレクサンダー・リープライヒ) |