エジプシャンマウ(英:Egyptian Mau)は、エジプト産のイエネコを元にアメリカで品種改良された品種。
エジプシャンマウ | |
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原産国 | エジプト |
各団体による猫種のスタンダード | |
TICA | スタンダード |
歴史
古代エジプトの壁画に残されている最古のイエネコは、細身のボディにアーモンド型の目、細かい斑点模様を持っていた。その特徴を元に、エジプトのカイロで発見された個体から繁殖、改良されたのがエジプシャンマウである。 「古代エジプトのネコ」というイメージが強いため、エジプト原産と思われるが、正式な品種として確立したのはアメリカなのでアメリカ原産と表記する場合もある。 エジプシャンマウの斑点(スポッテッド・タビー)は、ベンガル (ネコ)(野生種との異種交配)やオシキャット(純血種同士の選択交配)の斑点とは違い自然発生のものである。
特徴
野性的な斑点と、古代エジプトの壁画を思わせるアイライン、額のスカラベ・マーク(エジプトに生息する甲虫の一種に形が似ているためにそのように呼ばれる)模様が特徴。短毛で、シルバー、スモーク、ブロンズの三種類の毛色がある。目の色は淡いグリーンのみ。 体型は細身で筋肉質であり50km/hで走行、くさび形の顔、アーモンド型のやや釣りあがった目、大きな耳を持つ。
性格
外見と裏腹にとてもおとなしい性格で、子供や気候の変わり目などに神経質になる場合もある[1]。
飼育
被毛にスポットがはっきりと見えるまでに2年程度を要し、抜け替わりの時期や強い日差しにさらされる事によって退色する恐れがある。
ギャラリー
シルバーカラーのエジプシャンマウ
スモークカラーのエジプシャンマウ
ブロンズカラーのエジプシャンマウ
出典
- ^ 『日本と世界の猫のカタログ'96』 (ISBN 4415040829) 頁.46:『エジプシャンマウ』