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エウダモス (医者)

エウダモスエウデモスとも、Εὔδαμος/Eύδημoς, ラテン文字転記:Eudamos/Eudemos)という名の古代のギリシア人医者は複数人いる。業績の帰属など彼らを確実に区別するのは難しい。

  • 紀元前4世紀ないし紀元前3世紀に生きたらしい薬剤師で、テオプラストスによれば彼は取引に優れており、バイケイソウを清められることなく取ることができると明言した。
  • おそらく紀元前3世紀頃に生きた高名な解剖学者で、ガレノスによって当代のヘロフィロスエラシストラトスと呼ばれた。エウダモスは神経系の解剖学と生理学に特に関心を向けたようである。彼は(掌骨)と(中骨)はそれぞれ五つの骨からなっていると考え、この点でガレノスは彼と意を異にしていたが、現代の解剖学者はエウダモスに同意している。しかし、彼は(肩峰)は分離した骨であるという間違いを犯した。
  • ティベリウス帝の子小ドルススの妻リウィッラの情夫であったローマ外科医で、23年に小ドルスス(毒殺)の陰謀でリウィッラとセイヤヌスと結託した[1]。その後、捕えられたエウダモスは後に拷問にかけられて罪状を白状した[2]。また、彼は(テミソン)の信奉者の一人で、(カエリウス・アウレリアヌス)によって引用されたテミソンの恐水病と他のいくつかの病気の医学的観察は彼の作品であると考えられている。彼はガレノスによって言及された、(メトディコイ)に属する同名の医者として現れている。
  • 2世紀後半のガレノスの同時代人で個人的な知人。

  1. ^ タキトゥス, 『同時代史』, IV. 3
  2. ^ タキトゥス, 『同時代史』, IV. 11

参考URL

  • Dictionary of Greek and Roman Biography and Mythology (p.77)
  • タキトゥスの『同時代史』の英訳
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