ウルグアイ川(ウルグアイがわ、スペイン語: Río Uruguay、ポルトガル語: Rio Uruguai)は、南アメリカを流れるラプラタ川第二の支流で、全長約1,593kmの河川である[1]。 ブラジルの海岸山脈の西斜面を水源とする。
概要
ウルグアイ川は、初め(ペロタス川)を合わせ、西へと流れ(ペペリグアス川)を合わせる。その後、次第に水量を増して南西へと向きを変え、ブラジルとアルゼンチンの国境となって流れる。ペペリグアス川との合流点の下流数kmで、川幅は460mから最小21mに急激に狭まり、急流となって13kmの区間を流れる。
いくつかの河川が西方からウルグアイ川へ流入しているが、水量増加に影響を及ぼしているのは、東から流入する(イフイ川)、(イビクイ川)、クアライ川などで、各河川とも短いが流量は多い。クアライ川との合流点より下流では、ウルグアイ川がウルグアイとアルゼンチンの国境となり、南へ向かって流れ、長さが約99kmのウルグアイ川最大の支流であるネグロ川を合わせ、川幅を一気に6~10kmに広げ、およそ100km流れてラプラタ川へと合流する。
河口からメルセデスまでの約50kmは、かなりの大型の船でも航行できる。また、アルゼンチンのコンコルディア近くの(サルト・グランデダム)より下流部のウルグアイ側の(ファラポス湿地およびウルグアイ川諸島国立公園)およびアルゼンチン側の(ヤタイヤシ)林からなる(エル・パルマル国立公園)一帯は2004年と2011年にラムサール条約登録地となった。一帯にはタテガミオオカミ、(キバラムクドリモドキ)、(クリイロヒメウソ)、(ヌマヒメウソ)、(アルゼンチンヒメウソ)、ハヤブサ、ドラド、(タイガーホーリー)などの動物が生息している[2][3]。
支流
出典
外部リンク
- Esteros de Farrapos e Islas del Río Uruguay | Ramsar