インダストリ・クレタ・アピ(インドネシア語: PT Industri Kereta Api, PT.INKA)[1]は、インドネシアの鉄道車両・バスメーカー。
概要
1981年5月18日に設立された、部品製造から最終組み立てまで鉄道車両の建造に関わる総合的な工程を全て賄う東南アジア初の鉄道車両メーカー。設立においては日本車輌製造を始めとする日本の鉄道車両メーカーが支援に携わっており、翌年の1982年には最初の製造車輌となる貨車が完成。1987年からはそれまで日本から完成品で輸入されていた電車をINKAの工場で部品を組み合わせて製造すると言う形で電車の製造が始まり、2001年には日本からの技術支援の元で初のインドネシア国産電車(KRL-I形)が製造された。また1991年以降はマレーシア、フィリピン、タイ、バングラデシュなど海外向けの貨車・客車・機関車の生産も行われている。更に鉄道車両のみならず、2008年以降は連接バスの製造も手掛けている[2][3]。
インドネシア国内や東南アジア諸国における鉄道車両の需要拡大により、2017年におけるINKAの純利益は7,525億ルピアで、前年(2016年)の4,475億ルピアから68%も上昇している[4]。
主要製品
INKA EA203系電車は、スカルノハッタ線の空港列車を運行しています
ジョグジャカルタ線を走る電車INKA EA202系【KFW i9000形】
KRLジャボタベックKRL-I電車(廃車後)
KRLジャボタベックi9000 KfW電車
パレンバンLRT用電車
気動車((アルジュナ・エクスプレス)用)
気動車(ジェンガラ線用)
レールバス(ケルタラヤ線用)
フィリピン・アラバン駅のINKA CC300形機関車
ステンレス客車(一等車)